欧州の博物館で中国美術品の盗難相次ぐ、中国の富裕層が「買い戻し」か―英紙

Record China    2018年8月22日(水) 8時40分

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20日、英紙デイリー・メールによると、欧州の博物館ではここ数年、中国の美術品・芸術品が盗まれている事件が相次いでいる。写真は円明園。

2018年8月20日、英紙デイリー・メールによると、欧州の博物館ではここ数年、中国の美術品・芸術品が盗まれている事件が相次いでいる。専門家らは「最終的に中国の富裕層が個人で収蔵している可能性が高い」とみている。星島環球網が伝えた。

記事によると、最初の盗難は10年、スイスの中国博物館で発生。今年に入って英南西部・バースの東アジア美術館でも中国の美術品が盗まれる事件が起きた。博物館関係者は「盗まれた品々は、中国にとって値段がつけられないほど価値がある。ほとんどの行方が分かっていないが、中国に戻っている可能性が高い」と指摘している。アヘン戦争期間中、英国が中国で略奪し、持ち去ったものも多いという。

北京のオークション企業幹部によると、盗難美術品を買い戻すのは、中国の富裕層の一部にとって「有名ブランド品を買う行為」に等しくなっている。富裕層自ら盗難や強奪を指示している可能性もあるという。専門家は「中国には潤沢な資金を持つ金持ちがたくさんいる。彼らにとって美術品の収集は、自尊心を満足させる行為だ」と話している。(編集・翻訳/大宮)

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