中国のショッピングセンターで大乱闘、警備員が配達員を集団暴行

The World Video    2018年8月21日(火) 14時50分

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18日、中国の広東省深セン市で、ショッピングセンターの警備員が配達員を集団で暴行する事件が発生した。

2018年8月18日、中国の広東省深セン市で、ショッピングセンターの警備員が配達員を集団で暴行する事件が発生した。観察者網が伝えた。

同日夕方ごろ、ショッピングセンターの前に中国のデリバリー大手・美団外売の配達員らが集まっていた。客の注文を受け料理を受け取りに来たのだが、配達員らがバイクを止めていた場所はショッピングセンターの歩道の部分だったため、警備員は他の場所に行くよう要求。配達員は不便との理由でその場からの移動を拒否し、もみ合いに発展した。

警備員らは複数の配達員に暴行を加え、3人の配達員が負傷。うち、仲裁していた配達員は肋骨(ろっこつ)が2本折れ肺に突き刺さるという重傷を負った。もみ合いの際に警備員も1人負傷したという。いずれも命に別状はない。

ショッピングセンターの責任者は負傷者に謝罪した上で医療費を負担すると発表し、「ショッピングセンターには配達員専用の通路がある」と語っており、規定を守らない配達員も多いとしている。一方、美団側は「配達員は手を出さなかった」と述べ、負傷した配達員のケアとショッピングセンターの規定を守るよう指導すると語った。

報道によると、同ショッピングセンターと配達員のいざこざは今に始まったことではなく、以前も配達員の専用通路を使用しなかった配達員が客と衝突し料理をこぼすことがあった。今回の事件については「歩道にバイクを止めたことを客の安全に影響すると警備員が判断し暴行事件に発展した」との報道も見られている。警察は当事者の身柄を拘束し、対応を進めている。(翻訳・編集/内山

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