2012年8月5日、ロンドン五輪水泳男子1500m自由形で、中国の孫楊(スン・ヤン)選手が世界新記録を出して優勝した。中国の大手ポータル・NETEASE(網易)はこの輝かしい戦績について、「多額の投資をつぎ込んだ結果」と報じている。

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今大会中、目覚ましい成績を上げている中国の競泳。中でも孫楊選手は400m自由形と1500m自由形で金、200m自由形で銀、800mリレーで銅と4個のメダルを獲得。中でも1500m自由形では14分31秒02の世界新記録を出している。

しかし、この目覚ましい成績は、「彼のコーチであるデニス・コトレル氏の功績によるものが大きい」と記事は断じている。彼に師事するために2010年から2年あまりにわたって計4回も渡豪している孫選手のトレーニング費用は、合計1000万元(約1億2400万円)を超えたと言われている。1回の滞在は約70日。コーチへの報酬が100万元。随行スタッフに1人当たり30万元と、莫大な人件費がかかる。

しかし、豪州トレーニングの成果は確かに目覚ましいものだ。2010年2月のトレーニング後、同年末に参加した広州アジア大会では、1500m自由形で従来の記録を10秒以上も上回るアジア新記録を樹立。2011年1月のトレーニング後に参加した世界水泳上海では、800m自由形、1500m自由形で2個の金。そして今回、2011年末と2012年5月の渡豪を経た結果が五輪の戦績である。(翻訳・編集/愛玉)