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中国初の外国人モデルの現状に関する調査報告によると、外国人モデルは中国全土で約1万人おり、平均年齢は18歳、日給は1万元(約16万円)を超えるとした。
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「阿里内貿平台1688」がこのほど公表した中国初の外国人モデルの現状に関する調査報告によると、外国人モデルは中国全土で約1万人おり、平均年齢は18歳、日給は1万元(約16万円)を超えるとした。人民網が伝えた。
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■多くが兼業、平均年齢18歳
1万人近くの外国人モデルのうち、3000人は就労ビザを持つ事務所と契約したプロのモデルで、残りの7000人は主に留学生や中国在住の外国人など兼業のアマチュアモデルとなる。
モデルの就労ビザは有効期限が90日間で、通常渡り鳥のように短期間中国に滞在した後、帰国する。特に毎年7~9月は多数の外国人モデルが中国にやって来る。これは「ダブル11」(11月11日のネット通販イベント)やクリスマスシーズン、「ブラックフライデー」といったネット通販業者の商品撮影のピーク期にあたるためだ。
最も多いのはロシアやウクライナなど東ヨーロッパ出身者だが、中南米やハーフモデルの割合もここ2年で急速に高まっている。年齢は16歳から20歳の間で、平均年齢は18歳。3年前の平均年齢は20歳だった。これは消費者の中心層が若者にシフトしているため、メーカーもより若いモデルを選ぶようになっているためとみられている。
■時給はなんと4万8000円、3カ月働けば母国で住宅購入も
男女比は1対5で、女性の多さに比べ、男性は非常に少ない。モデルたちの3人に1人は毎日仕事があり、もう1人は1日おきには仕事があり、そして残りの1人はとほとんど仕事がないというのが現状だ。容姿、スタイル、雰囲気、カメラ映りの良さ、年齢、肌の色、国籍などによってモデルの時給も変わってくるという。
外国人モデルの報酬はすべて時給計算で、その時給はなんと1000~3000元(約1万6000~4万8000円)にも達する。1日8時間前後仕事をすれば、日給は軽く1万元(約16万円)を超える。3カ月働いて帰国すれば住宅を購入するのに十分な金額を稼ぐことができるというモデルも少なくない。
■一番人気は杭州、クロスボーダーECが関係か
外国人モデルの姿を最も多く目にすることができる都市はすでに北京・上海・広州にとどまらず、現在は杭州が外国人モデルの最も集中する都市となっている。アモイ、重慶、成都、西安、天津、福州もランクの上位に食い込んでいる。過去3~5年で、杭州、深セン、アモイなどの外国人モデル需要が急速に高まりを見せている。また、その市場も以前の展示会からネット通販にその主体が移行しつつある。外国人モデルの集中する地域はクロスボーダーECの発展レベルと強く関係していることは注目に値する点だろう。(提供/人民網日本語版・編集/NA)
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