韓国・文大統領が日本含む7カ国鉄道共同体を提案、実現なるか―中国メディア

Record China    2018年8月16日(木) 19時20分

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15日、韓国の文在寅大統領は、日本による植民地支配からの解放記念日「光復節」73周年と政府樹立70周年の記念式典で演説し、韓国、北朝鮮、中国、日本、ロシア、モンゴルの北東アジア6カ国と米国でつくる「東アジア鉄道共同体」を提案した。写真は文大統領。

2018年8月15日、中国メディアの環球網によると、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が同日、日本による植民地支配からの解放記念日「光復節」73周年と政府樹立70周年の記念式典で演説し、韓国、北朝鮮、中国、日本、ロシア、モンゴルの北東アジア6カ国と米国でつくる「東アジア鉄道共同体」を提案した。

記事は、15日付の韓国・聯合ニュースの報道を引用。文大統領は、ソウル・竜山の国立中央博物館で開かれた記念式典で、「京義線と京元線出発地だった竜山から、北東アジア6カ国と米国でつくる『東アジア鉄道共同体』を提案する」とし、「この共同体はわれわれの経済の地平を北方大陸にまで広げ、北東アジアにおける共生・繁栄の大動脈となり、東アジアのエネルギー共同体と経済共同体につながるだろう。北東アジアの多国間平和安全保障体制に向かう出発点ともなる」と述べたことを伝えた。

文大統領は、4月の南北首脳会談の板門店宣言に盛り込んだ鉄道と道路の連結は「朝鮮半島の共同繁栄の始まり」だとし、連結に向け年内の着工式を目指すとした。また、鉄道の連結や、中断している開城工業団地と金剛山観光の再開など、南北経済協力に伴う向こう30年間の経済的効果は少なくとも170兆ウォン(約16兆7000億円)に上るとする研究結果を示し、「南北間で全面的な経済協力が行われれば、その効果は比較できないほど大きくなるだろう」と期待を示したという。(翻訳・編集/柳川)

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