日本のホテルで働く中国人が見た「空調の乱」―華字紙

Record China    2018年8月18日(土) 12時40分

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16日、日本の華字紙・中文導報は、日本のホテルで働く中国人女性が体験した、職場におけるエアコンの「設定温度争い」について紹介する文章を掲載した。

2018年8月16日、日本の華字紙・中文導報は、日本のホテルで働く中国人女性が体験した、職場におけるエアコンの「設定温度争い」について紹介する文章を掲載した。以下はその内容。

6連勤の4日目の仕事を終えようとしていた時、一番偉い女性上司が点検にやって来て「エアコンは28度かしら?」と聞いてきた。私は赤面した。その時の設定は26度になっていたからだ。しかしそれは、恰幅のいい女性上司が「26度にしよう」と言ったからだ。するとこの偉い上司は、恰幅のいい上司も電話で呼びつけて私たちを叱った。

終業時にエレベーターで会った先輩に聞くと「あの人はどのフロアでも同じ話をしてる」とのこと。そして、恰幅のいい上司のところに「迷惑をかけてすみませんでした」と謝りに行くと、この上司は「気にしないで。私たちはみんなもう聞き流してるから。彼女の情緒不安定を受け流すのも仕事の一つなのよ」と言う。それを聞いて私は笑ってしまったが、素敵な上司だと思った。

更衣室でもこの話になり、ある先輩が「あの人に客室部で仕事させてみたら?28度で作業したらきっと全身あせもができるよ。私たちなんて毎日仕事が終わる頃には服がびちゃびちゃなんだから」と提案した。すると例の恰幅のいい上司は「給料をもらってダイエットしてるようなものよ」と冗談を飛ばした。

翌朝のミーティングで、偉い上司は再びエアコンの温度について「28度にしてください。1度低いと100万円の損失になります」と改めて強調した。みんな無表情で黙って聞いていたが、この上司は雰囲気が悪いのを察したらしく口調を改め「ねえ、みんな笑ってよ」と言い出した。しかし、誰も表情を崩して笑う者はいなかった。

その日休んだ先輩に話をすると「自分たちは自分たちのやり方がある。気にしちゃだめよ。私なんかもうマヒしちゃって何とも思わない。私が何度に設定してると思う?18度よ。見つかったらどうするんだって?謝ればいいのよ。18度にしたままでね。こんなに太ってる私は18度じゃなきゃ担架で病院行きよ」と言い、大きな声で笑った。

その話に私もこらえきれずに笑った。そして、「ありがとうございます」とお礼しつつ、「先輩に学ばないと。生きていくための知恵ですね。でも、家でも18度なんですか?電気代大変じゃないですか?」と聞いてみた。すると、「ノーノーノー」と指を左右に振り、「うちの屋根には太陽光発電があるあらタダなのよ」と自慢げに笑った。なんとうらやましい。(翻訳・編集/川尻

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