総額300億円超のトルコ地下鉄事業、中国南車が受注=欧州市場への足掛かりへ―中国メディア

Record China    2012年8月3日(金) 8時9分

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2日、中国最大の鉄道車両メーカー、中国南車は、子会社の車南車株洲電力機車有限公司がトルコのアンカラ地下鉄のプロジェクトを落札したことを発表した。写真は同社による昆明市の地下鉄車両。

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2012年8月2日、中国最大の鉄道車両メーカー、中国南車は、子会社の車南車株洲電力機車有限公司がトルコのアンカラ地下鉄のプロジェクトを落札したことを発表した。東方早報が伝えた。

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受注総額は2011年総売上額の3.1%に相当する約25億元(約307億円)に上り、中国の鉄道事業にとっては欧州市場における最大の受注となった。

中国南車は海外市場への進出を加速させており、2011年の海外売上額は前年比162%増の60億元(約725億円)、今年はマレーシアのアンパン線延伸プロジェクト、カザフスタンのディーゼル車両64台の製造、香港の高速鉄道などを相次いで受注し、上半期だけで前年同期を100%以上上回る50億元(約614億円)を超える売り上げを達成している。

アンカラ地下鉄は、トルコが全世界に向けて入札を募集していた。車両はすべてステンレス製を採用し、既存の車両との互換性を考慮し、モジュール化、標準化、軽量化により安全性を確保、車両寿命等のコスト引き下げが図られることとなる。契約調印後20カ月以内に15両を引き渡し、残りの車両は39カ月以内に届けられ、アンカラ市を走る4本の地下鉄路線で運用される見込みだ。

南車株機は、同国イズミル市の2号線にもライトレール車両を供給しており、今年3月の運行開始以来、無事故走行距離2万km、乗客数200万人を超え、現地での主要交通機関として定着している。

南車の公式サイトによると、同社は7月16日、独自開発の車両をグルジアに向けて輸出しており、レール幅の等しいウクライナ、アゼルバイジャン市場の開拓も見据えている。(翻訳・編集/長河)

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