大韓航空が猛暑の中、冷房なしの「蒸し風呂フライト」、乗客から不満続出

配信日時:2018年8月14日(火) 22時20分
大韓航空が猛暑の中、冷房なしの蒸し風呂フライト、乗客から不満続出
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日本と同じく猛暑が続く韓国で先週末、冷房が故障した旅客機が「蒸し風呂」のような状態でフライトを敢行していたことが分かった。写真は大韓航空機内。
日本と同じく猛暑が続く韓国で先週末、冷房が故障した旅客機が「蒸し風呂」のような状態でフライトを敢行していたことが分かった。

聯合ニュースの14日付の記事によると、「蒸し風呂フライト」が行われたのは大韓航空の済州発ソウル行きの国内線で、400人を超える乗客と乗務員は1時間近く暑さに耐えなければならなかった。大韓航空は「冷房設備の欠陥を確認していたが、フライトを中止するレベルではなかった」と釈明した。

冷房の故障は、12日午後4時40分に済州国際空港を出発し、午後5時30分にソウル金浦空港に到着したKE1240便(ボーイング747~400機)で発生した。今の時期は韓国も夏休み真っ只中である上、この日は週末ということもあり、乗客は402人で満席だった。当該機に搭乗していた乗客の1人は「機内の温度が上がる中、飛行機自体に問題があるのではないかと不安でずっと震えていた」とし、「飛行機から降りる時には、怒った乗客が悪口を言ったり、ひどく抗議するほどだった」と話したという。

原因は機内の空気を循環する「パック(pack)」という装置の欠陥と確認された。パックは本来、上空で空気を循環させ、機内の圧力と温度を調節する役割を果たすが、今回は3つ装備されているパックのうちの一部が動作せず、温度調節が行われなかった。これによって機内の温度は30度以上まで上がり、金浦国際空港に到着した際には35度に迫っていたという。大韓航空の客室乗務員マニュアルでは、機内の温度は24~26度に保つよう定めている。

この飛行機は、ソウルと済州間を2往復する4回のフライト(KE1233、1240、1253、1260便)が予定されていたが、最初のフライトであるKE1233便の時点ですでに機内温度が正しく調節されていなかったという。このため大韓航空は冷房設備の欠陥を確認しながら、無理に飛行を強行していたのではないかという疑惑が持たれている。2回目のフライトであるKE1240便からは、客室乗務員たちまでもがフライトを拒否したが、管理部門は、離着陸には支障がないため予定通り飛行するよう指示したと伝えられている。

結局、3回目のフライト(KE1253便)は遅延し、KE1260便(済州発ソウル行)は「冷房整備不良」の理由で欠航となった。KE1253便の遅延により、予定時刻より3時間遅れて午後10時30分に済州空港に到着したある旅行者は、「レンタカーの予約など予定が狂って旅行が台無しになった」と鬱憤(うっぷん)を吐露したという。

大韓航空の関係者は、「前の2便は3つのパックのうち1つだけの故障だったので、飛行可能基準を満たしていた」とし、「その後さらにもう1つのパックが故障したので、他の飛行機と交換する必要が生じ、遅延と欠航の決定を下した」と説明した。なお大韓航空では2016年8月にも同じ機種の飛行機で空調が故障し、遅延が発生したことがあるという。

これに対し、韓国のネットユーザーからは、「パックの故障に起因して動力系統に支障が出ることは本当にないのだろうか?」「離着陸には支障はないだと?35度もあったら人が死んでもおかしくないのに」「便を減らしてでも安全点検を徹底して!金もうけより人の命!」と、大韓航空の安全に対する姿勢を強く非難する声が多数寄せられている。

対して「安全基準は満たしているのだし、人が死んだわけでもない。そんなに大きな問題だろうか?」など、大韓航空を擁護するコメントも少数ながら確認できる。

そして最も多く見られたのは、「大韓航空にとってナッツ姫の一族だけが王族で、乗客は奴隷でしかないんだろうな」「英国や米国じゃもちろんのこと、日本でも起こり得ないことだ。大韓航空が客のことを金づるとしか思っていないのがよく分かる」「もう大韓航空は駄目だ」といった、大韓航空を傘下に置く韓進(ハンジン)グループのチョ・ヤンホ会長一家のパワハラ騒動と絡めて、大韓航空への不信感をあらわにする声だった。(翻訳・編集/右田)
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