2018年8月14日、毎日経済新聞は、マセラティの第2四半期の販売台数が大幅に落ち込んだと伝えた。

フィアット・クライスラー・オートモービルズ（FCA）の第2四半期財務報告によると、マセラティの販売台数が第2四半期中に世界全体で35％減少した。FCAは「マセラティの出荷台数は世界のどの市場でも減少したが、中国地区では7月18日から輸入関税が効力を発するため、減少幅が大きくなった」としている。

毎日経済新聞は、「今年第2四半期、マセラティは北米、中国、欧州、日本およびその他の市場でいずれも出荷台数が減少したが、中国市場の出荷台数は70％近い減少と突出した。世界全体の出荷台数は前年同期比で41％減だった。第2四半期にマセラティグループは5億6800万ユーロ（約716億円）の純収入となったが、前年同期比で47％減少した。200万ユーロ（約2億5200万円）の利払い税引き前利益を確保したものの、前年同期の1億5200万ユーロ（約192億円）と比べると99％も減少している」と伝えた。

これに対し、中国のネットユーザーから「マセラティがどんなレベルの車か、みんな分かるようになったから、自然と誰も買わなくなったんだよ」「マセラティは競争力がない。モデルチェンジは遅いし科学技術感も悪い。金持ちはポルシェへ流れた」などのコメントが寄せられた。

また、「外国での販売減少は、中国のお金が国外へ出にくくなったからだろう」「中国人が皆お金持ちだと思っているのか？。富豪はごく少数だけなのに」「金はすべて不動産に流れている。誰が高級車なんて買う？」などの理由を指摘するユーザーもいた。（翻訳・編集/山中）