これを知ってもまだ甘いものを食べる?「砂糖断ち」で8つの効果

人民網日本語版    2018年8月14日(火) 17時0分

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ヤング女性誌「コスモポリタン」イギリス版の栄養士・ジェンナ・ホープさんがこのほど、砂糖断ちによって得られる可能性のある具体的な健康効果を紹介した。

糖分の摂りすぎは体に良くないというのは、誰もが知っている。しかし、実際に砂糖断ちをすると、どんな変化を期待できるのかはあまり知られていない。ヤング女性誌「コスモポリタン」イギリス版の栄養士・ジェンナ・ホープさんがこのほど、砂糖断ちによって得られる可能性のある具体的な健康効果を紹介した。環球網が報じた。

1.肌がきれいになる

砂糖断ちをしてインシュリンの分泌量が減ることが原因だ。砂糖を消費すると体がインシュリンを分泌するため、「炎症を引き起こし、皮膚のコラーゲンやエラスチンを破壊することになりかねない」とホープさん。「また、砂糖が消化されるとコラーゲンと結びつく。砂糖を摂りすぎると、コラーゲンの働きに悪影響もおよぼし、肌の不調やシワを増やすリスクも高まる。それらは砂糖を摂っていなければ、起こらないこと」という。

2.元気になる

「糖分の多い食べ物はグリセミック指数が高い」とホープさんは指摘。つまり、糖分の多い食べ物は血中に素早く糖が放出され、血糖値の急上昇が促されるということだ。そうなると、エネルギーレベルは上がるものの、その後インシュリンが血液から細胞内に糖分を取り込むため、急激な血糖値の低下が起こり、エネルギーの不足を感じて、さらなる糖分を求めるという悪循環に陥る」という。「糖分への依存を断ち切れば、急激なアップダウンがなくなり、エネルギーレベルが1日中一定に保たれて、非常に快適になる。血糖値のバランスを保つために、間食にはタンパク質や健康的な脂肪を豊富に含んだものを選ぶと良い」とアドバイスしている。

3.体重が減る

断定はできないものの、砂糖断ちの大きな副産物の一つに挙げられるのが「減量」だ。「糖分は栄養にならないだけでなく、グレリン(飢餓ホルモン)の働きを活発化させるため、食欲が刺激され、食べ過ぎたり、もう食べれないのに無理やり食べ物を口にしたりするようになる」とホープさん。

また、糖分の摂取はカロリーの増加にもつながる。1日当たりの糖分の推奨摂取量は30グラム。砂糖の消費量を制限すると、栄養のない無駄なカロリー摂取や、カロリーの過剰摂取を減らすことにもなる。

4.ぐっすり眠れる

糖分を多量に摂取すると、眠りのリズム調節に不可欠な脳内のメラトニンの分泌を遅らせることになる。また、睡眠不足は砂糖への欲求を強めるため、さらなる悪循環になる。

5.内臓がより健康になる

普段から多量の精糖を口にする人は、飽和脂肪酸を過剰に摂取し、食物繊維をあまり摂らない傾向がある。砂糖断ちをした場合、その分食物繊維の豊富な果物や野菜、ナッツなどを口にするようになり、内臓にも良い効果が期待できるという。

それらの食品は、内臓における健康な微生物叢の数を増やす働きがあるため、内臓を健康にする。さらに、毒素を排出し、蠕動運動(食べ物を消化するための消化器官の働き)を促し、食物が大腸を通過するのにかかる時間を減らす。

6.精神的により健康になる

甘いものと心の健康にも何かつながりがありそうだと思っている人も多いだろう。実際、最新の研究によって、糖分の多量摂取には、うつや不安などの精神衛生上の問題を引き起こすリスクと関係があることが分かっている。

特に砂糖との関係がはっきりしているのが「不安」だ。砂糖の摂取が不安の直接原因ではないが、血糖値がアップダウンするローラーコースター状態が続くと、アドレナリンとインシュリンが分泌され、不安を抱いていた人の状態を悪化させる可能性がある。

7.気分がよくなる

これはすべてホルモンの働きとなる。砂糖は新しい脳の神経細胞を作るのに必要な、BDNF(脳由来神経栄養因子)と呼ばれるホルモンの分泌を抑制する。気分が落ち込みやすい人はこのBDNFの分泌量が少いため、糖分を摂取するとさらにBDNFの分泌が減って気分が落ち込み、うつ状態になりやすい。ホープさんによると、砂糖断ちをすればBDNFの値が改善するため、気分もよくなるという。

8.肝臓の働きがよくなる

「余分な砂糖(特に果糖)や甘味をつけた飲料は、非アルコール性脂肪肝疾患と強く結びついている」とホープさんは指摘。そして、「果糖はグルコースなしには肝臓で代謝することができないため、過剰に摂取すると肝臓の周りにたまる。砂糖を断つと、非アルコール性脂肪肝疾患のリスク軽減にもつながる」としている。(編集KN)

人民網日本語版」2018年8月14日

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