「文大統領は仲裁者から客に転落」韓国議員が米朝首脳会談に厳しい評価

Record China    2019年7月1日(月) 16時20分

拡大

1日、韓国・ニューシスによると、1日に南北境界の板門店で開催された米朝首脳会談をめぐり、韓国野党「自由韓国党」の羅卿ウォン院内代表が「文在寅大統領は初めは運転手、そして仲裁者を自称してきたが、ついには客に転落してしまった」と評価した。写真は板門店。

2019年7月1日、韓国・ニューシスによると、1日に南北境界の板門店で開催された米朝首脳会談をめぐり、韓国最大野党「自由韓国党」の羅卿ウォン(ナ・ギョンウォン)院内代表が「文在寅(ムン・ジェイン)大統領は初めは運転手、そして仲裁者を自称してきたが、ついには客に転落してしまった」と評価した。

羅代表は同日、国会で開かれた最高委員会議で、1日の米朝首脳会談について「文大統領の評価どおり歴史的な瞬間だった」としつつも、「ただ実際に変わったことは何もない。核兵器もミサイルも対北朝鮮制裁も2年前と同じ、またはより悪化したというのが現実」と主張した。また「北朝鮮の非核化は韓国国民の命と運命の問題」とした上で、「そのような非核化問題を米朝会談だけに託す消極的で受動的な姿勢が、韓国国民と国益の“セルフパッシング”を招くのではないか心配だ」と指摘したという。

さらに羅代表は、日本政府が4日から半導体製造に使われる化学製品などについて、韓国への輸出規制を強化することに関しても「韓国の半導体と家電製品の輸出に大きな影響を与えるとみられる」と懸念を示し、日本政府に措置の撤回を求めた。文政権に対しても「対日外交はまだ民族的感情主義から抜け出せていない。それが今日の最悪の日韓関係という経済的・外交的危機を招いた外交惨事だ。日韓関係の危機を打開する新たな外交的アプローチが必要だ」と訴えたという。

これに韓国のネットユーザーからは「よかったことはよかったと正直に認めなよ」「世界のメディアが『立派だった』と文大統領を称賛しているのに?」「文大統領は監督だ。だからトランプ大統領と金正恩(キム・ジョンウン)委員長に主役を演じさせたんだよ」「なぜ国を発展させ平和へと続く道に反対するのか」など、羅代表の発言に反発する声が数多く上がっている。(翻訳・編集/堂本

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携