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黒龍江省で炭疽症が発生、当局発表では4日間で人への感染14例

配信日時:2018年8月11日(土) 19時20分
黒龍江省で炭疽症が発生、4日間で人への感染14例
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黒龍江省内で炭疽(たんそ)症が発生し、当局発表によると人への感染も14例が確認されたと報じた。写真は黒龍江政府が開催した、炭疽症発生についての対策会議。
中国新聞社は10日、黒龍江省内で炭疽(たんそ)症が発生し、人への感染も14例が確認されたと報じた。

炭疽症は羊やヤギなどの家畜や野生の草食動物に多い感染症だが、人にも感染する人獣共通感染症。人には主に、感染動物との接触で感染する。人から人への感染はないとされる。

黒龍江では毎年のように人での炭疽症発生が報告されている。炭疽省には、炭疽菌が皮膚の小さな傷から侵入したことによる皮膚炭疽症、呼吸とともに炭疽菌を肺に吸入したことによる肺炭疽症、炭疽菌を食物とともに摂取したことによる腸炭疽症がある。

皮膚炭疽症の場合、未治療の患者の死亡率は10%~20%、肺炭疽症では未治療の患者の死亡率が90%以上、腸炭疽症の場合には死亡率が20%~50%とされる。黒龍江省内で最近になり確認された炭疽症患者はすべて皮膚炭疽症だとされる。

黒龍江省内で人の炭疽症が確認されたのは7日で、10日までに14例が確認された。患者のうち1人はすでに退院し、残りの13人の容態は安定しているという。

同省で人への感染が確認されたのは、ジャムス(佳木是斯市)樺南県、ハルビン市依蘭県、七台河市。同3地域の面積を合計すると1万平方キロメートルを超える。つまり、黒龍江省における炭疽症の人への感染は集中して発生していないが、人への感染源となる動物への感染は相当に広範囲に広がっていると推察することができる。

中国国外で、中国政府に反対する立場の報道を続けている華字メディアは9日時点で、人への感染源は羊と見られており、感染者が発見された地域では、当局が飼育されている羊の殺処分を行っていると報じた。

炭疽菌については「生物兵器」としての悪用が知られている。その手法は、炭疽菌の粉末(胞芽=乾燥状態でも生きられる状態になった細菌。耐久性があり、繁殖に有利な条件になると活動を再開)を散布することで、肺炭疽症に感染させることだ。

日本ではオウム真理教が1993年に炭疽菌を用いたテロを実行したが失敗した。米国では2001年に炭疽菌が入った郵便がテレビ局や出版社、議員に対して送りつけられ5人が肺炭疽症を発症して死亡するテロ事件が発生した。(翻訳・編集/如月隼人
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