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「純粋なスポーツ」を標榜してきた日本、実際は…―華字紙

配信日時:2018年8月10日(金) 22時30分
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2018年8月10日、日本新華僑報の蒋豊(ジアン・フォン)編集長は「ヤクザの長老が日本のプロ競技が道を外していることを暴露した」とするコラムを掲載した。蒋氏は、アマチュア競技団体である日本ボクシング連盟の問題をプロスポーツと混同した上で、日本のプロスポーツ界を批判している。以下はその概要。

近ごろ日本プロボクシング連盟(原文ママ。正しくは日本ボクシング連盟)の山根明会長が集団告発を受け、業界のドンが一転して集中砲火を浴びることになった。同時に、日本のプロ競技分野にも大きな爆弾を落とすことになった。

山根氏がどんなに「悪の元締め」だったとしても、この問題は彼1人だけの話ではない。ここ数年、日本ではしばしばスキャンダルが暴露されている。暴力事件に揺らいだ国技の相撲界や、長年のパワハラや権利侵害があったレスリング界、悪質な反則行為で騒ぎになった大学アメリカンフットボール界、そして選手の移籍をめぐるいざこざが絶えないバドミントン界などだ。今の日本のプロ競技は、政界や産業界とほぼ同じくらい汚れているようだ。スポーツファンたちは「また精神の聖地が汚染された」と嘆いている。

山根事件は、今の日本のスポーツ界に顕著な構造的な問題を明らかにしている。1つめは、既得権益を持った集団の存在だ。日本は純粋なスポーツを標榜してきたが、マネジメントに目をやると、野球のような国民スポーツでも球団の親戚企業の癒着が見られ、内部利益が複雑に交錯しているのだ。

2つめは管理組織、管理層、さらには選手まで保身に走ること。告発が明るみに出た後で日本ボクシング連盟が最初に取った行動は謝罪ではなく「一部事実と異なる点がある」と強調したことだ。選手たちも自らのキャリアのために正義の心を失っている。個人の利益最優先で、スポーツや観客へのリスペクトがないがしろになっている。

3つめは有効な監督体系の不足。日本のスポーツ競技は発展しているが、人事や管理で旧来の文化的な弊害を払拭できず、閉鎖的な空間が形成されている。外部は試合の成果だけに注目し、内部の運営には関心を持たないし、仮に関心を持っても中身が見えない状況だ。

非難が続出している日本のスポーツ界も岐路に差し掛かった。2020年の東京五輪で問われるのは競技レベルだけではなく、スポーツ文化と産業の管理能力もだ。(翻訳・編集/川尻
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