わずか0.02ミリ!中国で最も薄いステンレスは手で裂ける―中国メディア

Record China    2018年8月12日(日) 1時0分

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9日、中国新聞網によると、厚さがわずか0.02ミリメートルの中国で最も薄いステンレス600キログラムが、ドイツへ輸出された。資料写真。

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2018年8月9日、中国新聞網によると、厚さがわずか0.02ミリメートルの中国で最も薄いステンレス600キログラムが、ドイツへ輸出された。

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記事は、厚さ0.02ミリ、幅600ミリのステンレスは、「手で裂けるステンレス」とも呼ばれていると紹介。太鋼精密帯鋼公司が研究開発したこのステンレスは、A4用紙の4分の1ほどの厚さしかなく、従業員の手で簡単に裂くことができたという。

太鋼精密帯鋼公司の党委書記で経理の王天翔(ワン・ティエンシャン)氏によると、厚さ0.02グラムのステンレスは中国で最も薄いステンレスだといい、これまでは技術的な問題から日本やドイツに独占されていた分野だという。

太鋼精密帯鋼公司の廖席(リャオ・シー)検験主管によると、ステンレス鋼帯のサイズは、通常0.05ミリから0.5ミリの間で、0.05ミリ以下のものは「ステンレス箔」と呼ぶという。現在、市場には0.05ミリのステンレスは多くあるものの、今回開発した0.02ミリのステンレスは、業界基準を大きく上回っているもので、航空宇宙産業や石油化工、自動車、電子、家電、コンピューターなどの分野に応用できるという。

記事は、「太鋼精密帯鋼公司では08年の創業以来、最も薄いステンレスを開発目標とし、幾度もの失敗を経て17年に0.02ミリのステンレスを作ることに成功。先日、量産レベルにまで達することができた」と紹介した。

さらに、「中国製造は国内外のソーシャルネットワークで注目の的となっており、最も薄いステンレスの登場で、長期にわたる外国による独占を打破し、ステンレス箔材製造技術を世界最高レベルにまで引き上げた」と記事は称賛した。(翻訳・編集/山中)

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