中国第1号月探査衛星「嫦娥一号」年内にも打ち上げ

Record China    2007年3月7日(水) 17時5分

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中国月探索プロジェクトの欒恩傑代表(写真)は、中国の第1号月探査衛星「嫦娥(じょうが)一号」の開発がすでに終了し、年内の打ち上げが予定されていることを明らかにした。

2007年3月6日、北京にて「両会」(「全国人民代表大会」と「中国人民政治協商会議」)に参加中の月探索プロジェクト代表・欒恩傑(ルアン・エンジエ)は、中国の第1号月探査衛星「嫦娥(じょうが)一号」の開発がすでに終了し、年内の打ち上げが予定されていることを明らかにした。新華社のインタビューに答えて明らかになったもの。

さらに、衛星の発射に用いる「長征三号甲」も現在調整中であることを明かした。欒恩傑は「中国はゼロからスタートし、3年間で月探査衛星『嫦娥一号』と、関連するシステムを完成させた。この研究開発の速度は他国と比べても極めて早いものである。およそ1万人あまりがこのプロジェクトに参加している」とも述べた。

以前公表された中国の月探査プロジェクト実施計画によれば、中国は2007年に月の周回探査を行う予定になっている。欒恩傑は、順調に行けば予定通り年内に「嫦娥一号」の打ち上げが行えるだろうと自信を見せた。なお、嫦娥とは、月に住むという伝説上の仙女の名前。(翻訳・高口康太/編集・佐々木康弘)

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