中国鉄塔公司が上場、今年最大のIPOに―香港

人民網日本語版    2018年8月10日(金) 1時50分

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今年最大の新規株式公開(IPO)の呼び声が高い中国鉄塔のIPOが8日に香港証券取引所で行われ、初日は1株1.26香港ドルで取引を終えた。小米集団を抜いて、今年の世界最大のIPOになった。写真は香港証券取引所。

今年最大の新規株式公開(IPO)の呼び声が高い中国鉄塔股フン有限公司(フンはにんべんに分)のIPOが8日に香港証券取引所で行われ、初日は1株1.26香港ドルで取引を終えた。中国鉄塔はIPOによって約543億香港ドルの資金を調達し、米ドル換算では約69億2000万ドルとなり、小米集団(資金調達額239億7500万香港ドル)を抜いて、今年の世界最大のIPOになった。中国3大キャリアが株主になったほか、高●(令の右に瓦)資本(ヒルハウスキャピタル)、阿里巴巴(アリババ)の子会社など10社がコーナーストーン(中核的)投資家に名を連ね、計14億ドル分の株式取得に合意した。銭江晩報が伝えた。

中国鉄塔は中国移動、中国聯通、中国電信の3大キャリアが共同出資して設立した国家級の携帯電話基地局運営企業。2014年7月11日に、3大キャリアが100億元を出資して中国通信施設サービス股フン有限公司を設立し、同年9月11日に社名を中国鉄塔股フン有限公司に変更した。

顧客別の収入をみると、17年に中国移動によってもたらされた営業収入は368億400万元で、営業収入全体のうち53.6%を占めた。中国聯通は162億3200万元で23.7%、中国電信は154億6700万元で22.5%。3大キャリアによる営業収入が同公司の営業収入のうち99.8%を占めた。

営業データをみると、17年の営業収入は686億6500万元、税引前利益は26億8500万元。16年の営業収入は559億9700万元、税引前利益は1億600万元。15年の営業収入は88億200万元、税引前利益は47億4600万元の赤字だった。

IPO初日の終値1.26香港ドルで計算すると、中国鉄塔の時価総額は2170億香港ドル(276億ドルに相当)となり、中国鉄塔の今回のIPOは、16年9月の中国郵政儲蓄銀行(資金調達額74億ドル)のIPO以降で最大規模のIPOになった。(提供/人民網日本語版・編集/KS)

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