「中国籍」はヤメテ!台湾人留学生がノルウェー政府に訴え―台湾メディア

Record China    2018年8月10日(金) 10時20分

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8日、観察者網は、ノルウェーで台湾人留学生らが当局に対して「中国籍」との表記を「台湾籍」に変更するよう求める運動を起こしていることを報じた。資料写真。

2018年8月8日、観察者網は、ノルウェーで台湾人留学生らが当局に対して「中国籍」との表記を「台湾籍」に変更するよう求める運動を起こしていることを報じた。

記事は、台湾・聯合新聞網などの報道を紹介。昨年3月、ノルウェーに滞在する台湾人留学生が現地の移民局に対して、国籍表記を「台湾」に変更するよう訴えた。記事では「同局はこれに対して種々の理由で対応を遅らせたうえ、同11月に訴えを退けた、その後、移民控訴庁(UNE)が審理を実施し、「中国籍」表記は台湾人のノルウェーにおける権益に影響しないと判断し、訴えを改めて却下した」と報じられている。

この決定を不服とした留学生らは、UNEと「中国籍」表記をしている同国税務局を相手に民事訴訟を起こすことを決定。聯合新聞網が5月に報じたところによると、訴訟にあたっては莫大な費用が必要になるため台湾の外交当局に支援を要請。しかし、「民事訴訟に介入しない」「予算がない」などの理由で断られたようだ。

そこで留学生らは、台湾のクラウドファウンディングの場を利用して募金活動を実施。「訴訟に必要な122万台湾ドル(約442万円)が集まれば裁判を実施し、集まらなければ返金する」という約束で、すでに83%に当たる102万台湾ドル(約370万円)を集めたという。

台湾メディアは、「ノルウェーの移民登録を担当する税務局は2010年6月より台湾人留学生を『中国籍』と表記するようになった」と報じている。(翻訳・編集/川尻

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