中国は“ハデ婚”が当たり前、活気づくブライダル業界―UAEメディア

Record China    2012年7月27日(金) 9時5分

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22日、経済発展著しい中国では、もともと盛大に行っていた結婚式がさらに豪勢なものに変化。これにともない同国のブライダル産業も急成長しているという。写真は4月、北京・故宮の外堀をバックに結婚写真を撮る新婚カップル。

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2012年7月22日、アラブ首長国連邦(UAE)の英字紙ザ・ナショナルは「中国の婚礼はカネと見栄」と題した記事を掲載。年々派手になる中国の結婚式で活気づくブライダル産業について報じた。24日付で環球時報(電子版)が伝えた。

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中国では毎年1000万人を超える人々が結婚し、その費用の総額は570億ドル(約4兆4600億円)にも上る。北京市内の繁華街にある写真スタジオでは、結婚写真を撮影するための順番待ちの男女でどこもいっぱいだ。彼らは平均で写真撮影だけで数千元(数万円)を支払い、婚礼衣装には数万元(数十万円)を費やす。26歳のレストラン従業員の徐(シュー)さんは、自身の結婚費用として総額20万元(約245万円)使ったが、そのうち結婚写真だけに6999元(約8万6000円)も支払ったという。これらすべての費用は「2年間貯めたお金でまかなった」と徐さん。

アウトレットのウエディングドレスを販売する店の従業員によると、「一生に1度のことだから」と言って、結婚式にお金をかける人が増えているという。だがその背景には「他人様に見せびらかしたい」「最高に幸せな記憶をいつまでも覚えておきたい」といった理由が隠れている。今の中国人は、友人が素晴らしい結婚式を開いたら「自分の結婚式はもっと素晴らしいものにしたい!」と考えるようだ。

結婚式場やホテル、写真スタジオのほかに宝石店も、この全国的な「ハデ婚」ブームの恩恵に浴しているという。昨年は11カ月間で総額18億3000万ドル(約1430億円)相当のダイヤモンドが中国に輸入された。ある業界関係者は「今後5年以内に中国は世界最大のダイヤモンド市場になる」と予想している。結婚に「カネと見栄のすべて」をかけるのが当然となっている中国だけに、まもなく世界最大のブライダル市場になるだろう。(翻訳・編集/本郷)

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