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22日、昨年スクールバス事故が多発した中国では政府が安全基準の見直しを行い多額の資金を投じたため、その巨大市場に米企業が注目している。写真は山東省青島市に導入されたスクールバス。
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2012年7月22日、環球時報によると、ブルームバーグ・ビジネスウィーク誌(電子版)は19日、「中国の子どものために安全なスクールバスを」と題した記事を掲載した。
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米商用車大手・ナビスター社のスクールバス部門責任者は北京を訪れ、現地を走っているスクールバスを視察、「1930年代の米国のスクールバスにすら安全基準が達していない」と指摘した。同社のダニエル・ウスティアンCEOは「中国にはたしかにスクールバスが走っており、価格も非常に安い。しかし品質も安全性も一定の水準には達しておらず、そこに参入のチャンスがある」と語った。
中国では昨年、スクールバスの関係する交通事故が多発し、生徒が死亡に至るケースも少なくない。中国政府は今年5月にスクールバスの安全基準に見直しを行い、今後10年間でスクールバスの設備やシステムの向上に4630億元(約5兆5560億円)を投じる計画だ。ウスティアンCEOはその中に年5万台に上るスクールバスの購入も含まれていると指摘し、ナビスター社が年内に中国で量産体制に入ることを明らかにした。(翻訳・編集/岡田)
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