納得いかないミスコン結果、その背景に過度の商業化―中国

Record China    2012年7月19日(木) 14時23分

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2012年7月、多くの一般市民が「結果に納得がいかない」と感じるミスコンテストの選考が続いており、中国で話題が沸騰している。その背景にはミスコンのもうけ主義が。写真は第52回ミス・インターナショナル中国大会の重慶地区代表の受賞者。

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2012年7月、多くの一般市民が「結果に納得がいかない」と感じるミスコンテストの選考が続いており、中国で話題が沸騰している。その口火を切ったのが今月6日、第52回ミス・インターナショナル中国大会の重慶地区代表に選ばれた美女3人だ。選考基準に首をかしげるような人選だったのだが、一般視聴者の関心は現在、その選考結果からミスコンそのものの黒い背景に移っている。シンガポール紙・聯合早報の報道。

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中国では日本以上にミスコンテストへの関心が高く、あちこちでさまざまな大会が行われているが、その背景にあるのは「ミスコンはもうかる」という不文律のようだ。前出のミス・インターナショナル中国大会重慶地区予選を主催した重慶市のテレビ番組制作会社・重慶旅星影視節目制作有限公司は、60万元(約750万円)でこの大会の開催権を手に入れたという。なぜそのような大金を投じてまで…?その理由になっているのが莫大なスポンサー料だ。大会にスポンサーとして名を連ねる企業は、1社につき500万元(約6255万円)を提供しなければならないという。しかし、選考の模様は方々で報道され、そのたびに企業のPRになるわけだから、企業にとってその分だけの価値は十分にあるのだという。

こうして続々と集まってくるスポンサーだが、業界関係者によると、ミスコンテストの開催費用はごく一般的なもので100万元(約1250万円)程度。そのうえ、出場者の衣装やヘアメイク、会場などはだいたいスポンサーが提供してくれるもので、このへんは出費が省ける。どれだけミスコンが「もうかる商売」なのかは想像に難くないだろう。今回、問題となった「不可解な選考結果」には、主催者あるいはスポンサーの意向が反映したのでは?との疑念を抱かれても致し方ない。(翻訳・編集/愛玉)

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