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道端で対局中に豪雨、それでも立ち去らないおじいさん「勝負がつくまでやめられねえ」―河南省鄭州市

配信日時:2018年8月3日(金) 22時50分
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中国で、大雨に見舞われた街の道端で象棋(シアンチー、中国将棋)を指し続けていたお年寄りがいたとして評判になった。動画配信型の情報サイト、看看新聞が伝えた。
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中国で、大雨に見舞われた街の道端で、「象棋(シアンチー、中国将棋)」を指し続けていたお年寄りがいたとして評判になった。動画配信型の情報サイト、看看新聞などで広まった。

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中国では、晩春から秋にかけて、屋外で長い時間を過ごす高齢者も多い。手持無沙汰をまぎらわす意味もあるのか、道端で「象棋」に興じる人も珍しくない。

河南省鄭州市内の1日午前に見られた、道端で「象棋」を指すお年寄り2人も、そんなありふれた街の光景だった。ところが鄭州市では同日午前11時ごろから雨が降り始めた。雨足は次第に激しくなり、同市気象台は等級として上から2番目の「暴雨オレンジ警報」を出して市民に警戒を呼び掛けた。

市内の低地では道路の冠水も発生。水は深いところで1メートル以上に達した。ところが「象棋」を指していた2人はそのままだ。1人が長考を続ける。もう1人も雨を気にすることなく盤面をにらみ続ける。幸いに道路が冠水しなかった場所のようだが、自動車が水しぶきを上げながらすぐ近くを通っても、動じる気配は全くない。看看新聞は「勝負がつくまで離れられない」と評した。

中国の「象棋」は日本の将棋や西洋のチェスと同様にインドのチャトランガが起源と考えられている。チャトランガ系のゲームは遅くとも10世紀には中国に伝わっていた。日本の将棋が中国から伝わったのか、別の経路によるのかについては定説がない。相手の駒を取れば自分の持ち駒として使えるのは、日本の将棋独特のルール。

日本では将棋と囲碁がよく対比されるが、囲碁は中国で発生したゲームと考えられている。中国では歴史上、囲碁は上流階級あるいは知識人のたしなみで、「象棋」はどちらかと言えば庶民の娯楽と考えられてきた。中国では階級ごとに「たしなみごと」が異なることが多く、楽器でも上流階級がたしなむのは琴(きん。日本の「おこと」とは異なる)で、現在は民族楽器の代表格とされる二胡(胡琴)は身分の低い者の楽器とされた。

低い階級の「たしなみごと」にも大きな文化的価値があると認識されはじめたのは中華民国時代で、中華人民共和国が成立してから徹底されることになった。現在は囲碁も「象棋」も国家級非物質文化遺産に登録されている。ただし今も、囲碁の方に「なんとなく高級感」を感じる人は多い。(翻訳・編集/如月隼人

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