旭日旗は日本国憲法に違反している―中国コラム

Record China    2018年8月3日(金) 17時20分

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21日、観察者網は、旭日旗が日本国憲法に違反していると主張するコラムを掲載した。写真は旭日旗。

2018年7月21日、観察者網は、旭日旗が日本国憲法に違反していると主張するコラムを掲載した。

コラムでは、日本の国旗である日の丸の歴史について紹介。当初は赤地に金色の太陽が日の丸で、朝廷の「錦の御旗」も同様であったと指摘した。そして、「現在の白地に赤丸の日の丸は、源平合戦の結果が影響しているとの説があり、1854年に当時の江戸幕府が日本船籍の旗として使用したのが、現代の国際法の意味において日本の公式な地位を代表するものとして使用された最初の例」とし、「その後、日本の国旗や軍旗としても使用されるようになった」と解説している。

日の丸と「旭日旗」との関係についてコラムは、「1870年以前に、(旭日旗が)公式に使用されたという記録はない」と指摘。「幕府を倒した明治政府はこの年、幕府時代からの日の丸を国旗及び船籍旗として使用する事と、幕府軍との違いを明確にするため、陸軍旗に日の丸とは異なるデザインの旗を使用することを決定した。こうして、16条の光線の旭日旗ができ、今でも陸上自衛隊はこの旭日旗から派生した8条の光線の旭日旗を使用している。一方、日本の軍艦と民間の船は日の丸を使用していたが、1889年になって現在の旭日旗を使用するようになった。したがって旭日旗は、日本が現代国家の軍事システムを建設することに伴って出現したものだ。旭日旗は、日本民族を代表する象徴的な意味はなく、日本の現代化した軍事力を代表している」と結論付けた。

さらに、「現行の日本国憲法によると、日本は戦力を保持せず交戦権も否認しており、国が軍事力を有することの合法性を否定している。『専守防衛』を理由に、陸上自衛隊と海上自衛隊について法律と憲法とのつじつまを合わせているのであれば、54年から旭日旗を再び使用するようになったことは明らかな違憲である。なぜなら、旭日旗は軍事力を示すものだからだ。旭日旗の使用は軍事力放棄ではなく、軍事力保持を意味するのだ」と主張した。(翻訳・編集/山中)

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