シリアで拘束の男性が日本語で「私は韓国人、助けて」と訴え=韓国でも波紋広がる

Record China    2018年8月1日(水) 14時50分

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1日、シリアで武装組織に拘束されているとされる日本人フリージャーナリストの安田純平さんとみられる男性の動画が公開されたことが、韓国でも注目を集めている。資料写真。

2018年8月1日、シリアで武装組織に拘束されているとされる日本人フリージャーナリストの安田純平さんとみられる男性の動画が公開されたことが、韓国でも注目を集めている。

韓国・聯合ニュースによると、先月31日、インターネット上にある男性の動画が投稿された。「シリアの日本人人質からの訴え」と題する約20秒の動画で、男性は、イスラム国(IS)の映像に登場する人質と同様のオレンジ色の服を着ている。また後ろには黒い服に覆面姿の人物が銃を持って立っている。男性は日本語で「今は2018年7月25日。非常にひどい環境にいるので、すぐに助けてほしい」と訴えている。ただ、その後に自身を「私の名前はウマルだ。韓国人だ」と紹介している。

日本政府は「動画の男性が2015年6月にシリアで行方不明になった安田さんである可能性は高い」としつつも「発言内容に事実と異なる部分があるため、一部が捏造(ねつぞう)された可能性もある」との考えを示しているという。

記事も「全ての発言を日本語でしており、題名にも日本人と書かれている。また韓国式の名前ではないウマルと名乗ったことも疑わしい部分」と指摘している。

このニュースに、韓国のネットユーザーは多くのコメントを寄せている。特に、男性が自身を「韓国人」と名乗った意図について「なぜだ?日韓が協力して救出に乗り出すことを期待しているの?」「日本政府や日本国民に迷惑をかけないため?」「日本政府は交渉に応じないから、韓国政府に助けを求めているのか?」「お金を出して交渉する韓国政府に期待したのかも」などさまざまな見解が見られた。

また「人の命は大切だ。日本人でも韓国人もすぐに助けてあげよう」などと主張する声も見られた。(翻訳・編集/堂本

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