バス車内で母親が子どもに「つり輪」の練習させる、やめるよう指示した運転士に罵詈雑言―湖南

Record China    2018年8月2日(木) 19時50分

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中国メディアの新浪網や新京報によると、湖南省長沙市内で7月24日、走行するバス車内で女性が自分の子と見られる男の子に、つり革にぶら下がらせることを繰り返した。運転士がやめるよう指示したが、女性は運転士を口ぎたなくののしり、やめようとしなかった。

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中国メディアの新浪網や新京報によると、湖南省長沙市内で7月24日、走行するバス車内で女性が自分の子と見られる男の子に、つり革にぶら下がらせることを繰り返した。運転士がやめるよう指示したが、女性は運転士を口ぎたなくののしり、やめようとしなかった。

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バス車内に乗客は少なく、多くの席は空いていた。女性と男の子は運転士のすぐ後ろの席にいた。男の子は小学校低学年ぐらいの年ごろに見える。女性は男の子を座席の上に立たせ、「ぶらさがりなさい」と命じた。運転士は振り返ってやめるように指示したが、女性は無視して「ぶらさがりなさい」と改めて命じた。

運転士が「ここは運動をさせる場所ではありません」と言うと、女性は「切れて」しまったようだ。相当に汚い言葉で運転士に罵詈(ばり)雑言を浴びせ始めた。中国語特有の表現もあって直接に訳すのは難しいが、日本語ならば、「あんたのクソったれな仕事をやっていな。クソ、なんで私に構うのさ」といったニュアンスだ。

女性は再び、男の子をつり輪にぶら下がらせようとするが、男の子は明らかに嫌がっている。女性は改めて運転士に向って「毎日やっているんだ。なにか意見をするなんて、あんたは頭がおかしい」などと怒鳴る。運転士は「あなたたちの安全のために言っている。すぐにやめなさい。私はあなた方を守らねばならない」と改めて告げた。女性は「子どものためにやっているんだ。あんたは目が見えないのか」などと怒鳴り散らした。運転士は「あなたは何て、道理の分からない人だ」と言って、バスを停車させた。

男の子は嫌がっているが、女性「怖がらなくていいよ」と言い、再びつり革にぶらさがらせた。そして運転士に「やっていてもあんたの邪魔にならないだろ」などと言った。

別の乗客からも「あれじゃ運転士さんも仕方ないだろう」と言い始めたが、女性を強く非難する声は聞こえてこない。関わることを避けているようだ。

女性は「じゃ、今日はここまで」と言って、男の子の「運動」を切り上げた。バスは再び発車した。すると女性は携帯電話を取り上げた。バス会社への苦情の電話だった。電話がつながると「あなた方の運転士の態度がとても悪く、小さな子どもを驚かせた」「私は子どもをいつもつり革にぶら下がらせている。私がちゃんと保護しているんだ。毎日、運動をさせている」などと言い出した。

女性はなおも、「というのは医者が、この子は肋骨(ろっこつ)が少し反っているので胸部を鍛えるべきだと言っているんだよ。ところが、この運転士は駄目だという。しかも仕事をさぼった。バスを止めたまま発車しなかった。私たちにひどいことをした」と訴え続けた。

男の子は最初、女性がバッグから取り出した携帯電話の画面を身を乗り出してのぞきこんでいたが、女性が電話で運転士を非難し始めると、座席にもたれて両手で耳をふさいだ。

運転士は取材に対して「この仕事をして9年になるが、こんな目にあったのは初めて。私はまず第一に、お客さんの安全を考慮せねばならないのです」と説明した。

バス会社は情況を勘案した結果、女性による苦情は「無効」と判断したという。

この件については、女性を非難するコメントが多く寄せられた。「この恥知らずの女はよくも、苦情の電話をする勇気まであるものだ」「教養とはよいものだ。遺伝するとも聞いているけどね」「次は首をつってしまえ」などだ。多くの人が、女性の言動にあきれ果ててしまったようだ。(翻訳・編集/如月隼人

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