有人深海探査艇「蛟龍号」が来年、南シナ海で探査活動へ、新母船の建造も―中国紙

Record China    2012年7月18日(水) 7時28分

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17日、中国国営新華社通信は、中国の有人深海探査艇「蛟龍号」が来年、南シナ海で探査活動を行う予定だと報じた。写真は6月30日、最後の試験潜航を終え、母船に帰還した「蛟龍号」。

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2012年7月17日、中国国営新華社通信は、中国の有人深海探査艇「蛟龍号」が来年、南シナ海で探査活動を行う予定だと報じた。

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先月27日に太平洋のマリアナ海溝で水深7062.68mの潜航に成功したばかりの「蛟龍号」が、いよいよ試験運用の段階に突入する。総責任者の劉峰(リウ・フォン)氏によると、来年4月か5月に科学者1〜2人を乗せ、南シナ海の海底で探査活動を実施する。試験運用期間は3〜4年の予定。

これと同時に、現在就役中の母船「向陽紅09」に代わる新たな母船の建造も許可された。「蛟龍号」の年間作業日数は150日に及ぶ予定。南シナ海での活動を終えた後、年末までに今度は熱水性硫化物鉱床または東太平洋のマンガン団塊鉱区でサンプル採集を行うことも計画されている。

また、劉氏によると、来年から「蛟龍号」の操舵員を現在の2人からさらに増やすための訓練も開始される。中国は現在、深海ステーションの建設を急ピッチで進めており、2年後には潜水艇と母船が停泊できるふ頭を含めた第1期工事が完成する予定。これに続き、「蛟龍号」と母船を海中で「ドッキング」させる計画もあるという。

将来的には深海に物資が保管できる深海ステーションを完成させ、乗組員の長期滞在を可能にしたい考え。そうなれば、一般人も深海への旅が可能になるかもしれない、と記事は伝えている。(翻訳・編集/NN)

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