2012年7月14日、中国・安徽省合肥市で外国人の都市管理局員ボランティアが同市を見回り、市民から注目を集めた。新安晩報が伝えた。

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都市管理局員は、国家事業機関に属する都市管理局の職員であり、違法営業の露店やタクシーなど、都市の美観と風紀を守るのが主な業務で、警察の補助的機関として機能している。しかし実際は違反者から不法に罰金を徴収したり、違反者に暴力を働いたりと傍若無人な局員が多い。

さらに2007年には湖北省天門市で、デモ活動をする住民に暴力を働く都市管理局員の様子を携帯電話で記録しようとした共産党員が、局員たちのリンチにあい、死亡する事件まで発生している。この事件により「都市管理局員はトラより獰猛で、マフィアより質が悪い」と国民の激しい非難を浴びた。

一方、合肥市に現れた外国人の都市管理局員は、中央アフリカからの留学生やアフガニスタン、そして南アフリカから来た同市在住の外国人3人で、市民が見慣れた局員の制服に身を包んだ外国人3人は注目を集めた。

合肥市は現在、同市に住むさまざまな人たちを都市管理局員ボランティアとして迎える取り組みをしており、これにより多くの人に都市管理に触れてもらい、同市に住む人たちでより良い町をつくって行きたいと話している。

今回は外国人3人がボランティアに選ばれたが、今後は外国人だけでなく、毎月様々な人たちを都市管理局員のボランティアとして迎える予定だという。

今回ボランティアとして都市管理に携わった外国人3人は、同市の都市管理局員と共に、片言の中国語で違法駐車や横断歩道に露店を構えている人たちを注意し、一緒に露店の移動を手伝った。（翻訳・編集/内山）