北京坊:中国式ライフが体験できる北京市街地の新ランドマーク

人民網日本語版    2018年7月31日(火) 21時20分

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商業の業態変遷にともない、歴史感溢れる北京の「前門」はこのところ、最近北京で最も賑やかなトレンド・エリアになっている。

「ピカソ不思議アート展」の装置作品の前を通り過ぎる観光客(7月29日、撮影・方非)

商業の業態変遷にともない、歴史感溢れる北京の「前門」はこのところ、最近北京で最も賑やかなトレンド・エリアになっている。ネットで人気のブランド店舗の多くが入居していることで、若者が大挙して押し寄せる新ランドマークとなり、その勢いは三里屯を上回るほどだ。人民網が伝えた。

2017年に完成した複合商業施設「北京坊」は、総占有面積が3万3千平方メートル、「飲食」、「アート・文化」、「インタラクティブ体験」、「逸品ライフ」の4大メインテーマに分かれている。西城区商務委員会の担当者によると、「中国式ライフ体験ゾーン」という顔を持つ前門北京坊には、すでに60店舗以上がテナントとして入居していた。

〇アルコール飲料もお茶も売るスターバックス

6月29日、スターバックスにとって世界で2番目に大きく、かつ、北京で3番目の旗艦店となる店舗が北京坊にオープンした。スターバックス・リザーブTM北京坊旗艦店の総面積は1040平方メートル、前門北京坊内にある店舗は3階で構成されており、1階はスタバのコーヒー・カウンター、2階はティバーナ・カウンター、3階は特製アルコール飲料カウンターになっている。このように、3種類の異なる飲料の空間で構成された同店は、中国市場でのスターバックスの新たな試みとなっている。

〇PageOne:北京初のネット人気書店

前門大街に隣接した北京坊のPAGEONE24時間書店は、多くの本好きにとっての楽園となった。同店は、正陽門箭楼(防護用の門)の南西部にあり、3階建てで専有面積は2500平方メートル。180度のパノラマ眺望を楽しめる大窓と展望台があり、著名建築家・董功氏が丹精込めて設計した、前門大柵欄エリアで初めの大型書店で、遠くの正陽門と呼応している。

総面積2500平方メートル、3階建ての書店では文芸書を中心に取り揃えている。2階には、保護者と子供が一緒に読書を楽しめるよう、児童書コーナーが設けられている。また、同店の外国語原書コーナーが占める割合は、北京の書店の中でも最も高い。学生たちは夏休み以降、店内で立ったまま、あるいは座って読書にふける若者が多く見られ、3階にあるカフェも、いつもほとんど満席だ。猛暑が続く今夏、多くの人がこの書籍の楽園で読書を満喫、日がな一日を過ごしている。

〇世界で2番目の無印良品ホテル「MUJI HOTEL BEIJING」

28日の土曜日、北京坊では「東隣西坊」アートフェスティバルが開催された。街頭でのフラッシュモブ、アジアの青年芸術家による市場、3Dピカソ芸術装置展などさまざまな文化イベントが催され、多くの若者が集まった。開業して1カ月も経たない無印良品のホテル「MUJI HOTEL BEIJING」にも、ゲストが沢山詰めかけていた。多くの若い夫婦が子供を連れて、1階ロビーのブックカフェで本を読み、オールド北京の生活用品展を参観した。ホテルの従業員は、「2階から4階にある47部屋の客室は連日満室状態で、2カ月先まで予約が埋まっている。滞在客や予約客のうち、ほとんどが北京現地に住んでいる人だが、ここで、無印良品のシンプル極まりない住まいの雰囲気を楽しみたいようだ」とコメントした。

北京坊携帯サイトのビッグデータによると、北京坊を訪れる人は、1日2-3万人に上り、その消費者層のうち、北京市民は84.21%を占め、30歳から39歳が約4割を占める。実際の消費者層は女性客が多く、65%前後に上る。

北京坊広報部の張穎氏は、次の通り紹介した。

「中国式生活の体験ゾーンと位置付けられている北京坊では、今の中国人のライフスタイルに多くの注目が集まっている。北京市民の生活レベルが高まるにつれて、物質面だけではなく、精神文化面での消費ニーズもますます高まっている。北京坊に入っている商店には、『家伝』のような中国スタイルの生活体験館もあれば、『英園』のような海外のライフスタイルを取り扱うテーマ店舗もある。中国文化の大きな特徴のひとつとして、『包容』がある。北京坊は、東西文化の交流・衝突・融合を実現するプラットフォームであり、消費者により多くの選択肢を提供している」。(編集KM)

人民網日本語版」2018年7月31日

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