中高年がファーストフードを頻繁に食べると、心筋梗塞・糖尿病リスクが上昇―SP華字紙

Record China    2012年7月17日(火) 19時53分

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14日、ファーストフードを週4回食べる人は、食べない人と比べ、狭心症や心筋梗塞などの冠状動脈性心疾患で死亡する確率が80%近く上昇するという研究結果が報告された。写真は10年9月、福建省アモイのファーストフード店に現れた兵馬俑に扮した男性。

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2012年7月14日、ファーストフードを週4回食べる人は、食べない人と比べ、狭心症や心筋梗塞などの冠状動脈性心疾患で死亡する確率が80%近く上昇するという研究結果が報告された。シンガポール華字紙・聯合早報が伝えた。

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シンガポール国立大学・蘇瑞福(Saw Swee Hock)公衆衛生学院と米ミネソタ大学公衆衛生学部の合同研究チームが報告した。研究チームはまず、45歳〜74歳の中国系シンガポール人の男女約6万人を対象に1993年〜1998年の5年間、食生活や身長、体重、年齢、性別、学歴などを聞き取り、その後、1999年〜2004年にかけて追跡調査を実施した。

その結果、普段からハンバーガー、フライドポテト、サンドイッチ、フライドチキン、ホットドッグ、ピザなどのファーストフードを食べる回数が多い人ほど、糖尿病リスクや心筋梗塞などの冠状動脈性心疾患で死亡するリスクが高いことが分かった。

これらファーストフードを「少なくとも週に4回は食べる」と答えた人は、冠状動脈性心疾患で死亡するリスクが全く食べない人と比べ、80%近くも高かった。「週に2回」の人は死亡率が56%増、糖尿病リスクも27%増。「週に1回」の人もそれぞれリスクが19%と11%高かった。

シンガポールでは冠状動脈性心疾患が死因の第2位となっており、全体の2割を占める。追跡調査の結果、1397人が冠状動脈性心疾患で亡くなっていることが判明、糖尿病患者も2252人に達していた。調査報告は2日付の米医学誌「Circulation」(電子版)で発表された。(翻訳・編集/NN)



   

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