夏休みは自分磨きのチャンス、たくましくなった台湾の若者―中国紙

Record China    2012年7月16日(月) 17時54分

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13日、かつて見かけはきれいだが痛みやすい「イチゴ族」と呼ばれた台湾の若者も、今では厳しい現実を生き抜くために前を向いて歩いているという。写真は福建省アモイ市で行われた台湾人向けの就職説明会。

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2012年7月13日、人民日報海外版は「台湾の新世代は『イチゴ族』ではない、中国本土で見識を広げるのがブームに」と題し、台湾の若者たちが厳しい現実を直視してしっかりと前を向いて生きていると伝えた。

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かつてはストレスやプレッシャーに弱いことから、見かけはきれいだがすぐに傷んでしまうイチゴにたとえて「イチゴ族(草苺族)」と呼ばれていた台湾の若者。それが今では、少しでも条件の良い仕事につくため積極的に「自分磨き」の活動に取り組んでいるという。

夏休みなどの比較的長い休暇を利用して、多くの若者がパソコンや英語、料理、会計、音楽など資格や技術を取得する「短期集中講座」に参加する。就職に必要な「就業準入証(就業資格証)」を手に入れるため、複数の資格を取得する若者も。

1998年には台湾で初の「社区大学(地域の生涯教育機関)」が創立された。その後わずか14年の間に台湾全土で86校の社区大学が開校。毎年12万人が入学しているが、若者の入学も多い。社区大学の授業には無料のものと有料のものがあり、陶芸や写真、健康関連の授業に人気があるという。

大学卒業後に海外へ渡り、語学の勉強をしながらアルバイトをする若者も増えている。「台湾で働くよりもお金が稼げるし、視野も広がり一石二鳥」というのがその理由だ。最近では中国本土で働くことが若者の間でブームになっているという。最も多いのが中国本土に渡った台湾人の2代目で、自分の世界観を変えることができる中国の巨大市場を狙っている。福建省アモイ市でカフェを経営している鄭さんは「同じ場所にじっとしていると台湾の固定観念にとらわれがちになる」として、今年の夏は中国各地を旅する計画だ。そうして新しい事業展開のヒントをつかみたいと話している。(翻訳・編集/本郷)

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