韓国仁川空港の拡張事業がスタート、5年後には「世界3大空港」に

Record China    2019年11月21日(木) 9時30分

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19日、韓国・中央日報によると、韓国の仁川国際空港で新たな拡張事業が本格的に始まる。2024年に事業が完了すれば世界3大空港になる見通しだという。写真は仁川国際空港。

2019年11月19日、韓国・中央日報によると、韓国の仁川国際空港で新たな拡張事業が本格的に始まる。2024年に事業が完了すれば世界3大空港になる見通しだという。

記事によると、韓国の国土交通部と仁川国際空港公社は同日午後に同空港第2ターミナルの建設現場で「仁川空港第4段階建設事業起工式」を行い、本格的に事業に着手する。2001年3月に開港した同空港では急増する航空需要に応えるために拡張工事が継続的に行われている。昨年には第3段階の事業を通じ第2旅客ターミナルがオープンした。しかし、格安航空会社(LCC)の急激な成長などにより航空需要が大幅に増加しており2030年に同空港の利用客数は1億人を超える見通しだという。

これを受け同空港は計4兆8405億ウォン(約5260億円)を投入し旅客ターミナルの拡張や滑走路の新設などを行う。2024年に事業が完了すれば、世界で初めて5000万人以上を収容できるターミナルを2つ保有することになる。さらに国際線の旅客処理能力と航空収容能力はドバイとイスタンブールに続き世界3位になるという。また、滑走路が新設されると1時間当たりの航空機の運航回数が90回から107回に増える。これに伴い駐機場も212個から298個に拡張する。その他に第1ターミナルと第2ターミナルを結ぶ道路の短縮や駐車場の拡張も行うという。

国土交通部のキム・ギョンウク第2次官は「世界最高レベルのハブ空港、新たな価値をつくる経済空港、便利に利用できるスマート空港、文化と芸術をつなぎ環境への配慮を強調したグリーンアート空港、安心して利用できる安全空港を目標に、同空港を人間中心の経済を具現化する革新的で包容的なプラットフォームにしていく」と話したという。

これに韓国のユーザーからは「第1ターミナルと第2ターミナルを自由に行き来できるようにモノレールをつくってほしい」「遅い時間に空港に到着すると市内への連絡バスがなくて困っている。空港だけでなく空港への交通網も拡充してほしい」などの要望が寄せられている。

また、「釜山にも国際空港をつくって!」「南の方にも大型空港を建ててほしい」「首都圏優先政策は地方の空洞化につながり、不公平な社会を生み出す。南側にも新空港を!」「航空需要がある釜山の空港も拡張するべき。そうすれば地方の住民も気軽に空港を利用できる」など地方空港の充実を求める声も上がっている。

その他に「午後9時30分を過ぎると免税店やレストラン、コンビニのほとんどが閉店してしまう。このままでは乗り継ぎ客の誘致に失敗してハブ空港になるのは難しいだろう」「施設がいいのは認めるけど、ハブ空港にしたいのならば施設よりも外国人利用客の増加と外国路線の充実を優先するべき。現在は東北アジアと東南アジアを除くと海外路線は少ない」などと指摘するユーザーも見られた。(翻訳・編集/長居)

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