<中国旅游>仙山仏国、峨眉山―シリーズ・中国四大仏教名山(2)

Record China    2012年7月14日(土) 17時27分

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10日、山西省の五台山、四川省の峨眉山、安徽省の九華山、浙江省の普陀山から成る中国仏教4大名山。シリーズ「中国四大仏教名山」、第2回は「峨眉山」をご紹介する。

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2012年7月10日、山西省の五台山、四川省の峨眉山、安徽省の九華山、浙江省の普陀山から成る中国仏教4大名山。シリーズ「中国四大仏教名山」、第2回は「峨眉山」をご紹介する。

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中国の南西部・四川省にある峨眉山は省都の成都市から約156キロ、バスで約2時間かかり、普賢菩薩の道場として知られている。古来より“峨眉天下秀(峨眉こそ天下秀たれ)”とされ、その絶景で名を馳せた。1996年に世界文化遺産に登録されている。

山全体の形が少女の眉毛に似ていることから「峨眉山」と名づけられた。いずれの峰も標高2500メートルあまりで、雄大壮美な聖山の趣を成している。寺院の建設は後漢時代(947〜951年)より始まり、南宋時代(1127〜1279年)に最盛期を迎えた。現在の山中には普賢菩薩を祀っている「万年寺」(ばんねんじ)をはじめ26の寺が残っており、参拝客で年中にぎわっている。有名なのは万年寺、洗象池などである。

■万年寺(ばんねんじ)

唐代の大詩人・李白が数カ月にわたって滞在し、「峨眉山月の歌」などの名句を遺した寺院。宋代(960〜1279年)に造られた巨大な普賢菩薩像が安置されている。これにより、峨眉山は正式に普賢菩薩の修行道場と認められた。中の無梁殿は古代インドの建築様式によって建てられ、屋根はドーム状で、内部には柱がない。「天は丸く、地は四角い」との古代思想に基づいて造られたものだという。400年にわたって18回の地震を経験したが、なお現存しているため、中国の古代建築史における奇跡と言われる。また、境内には仏教の宝物である仏歯(化石)とインドからの貝殻経も保存している。

■洗象池(せんしょうじ)

境内には小さい池がひとつあり、伝説によると、普賢菩薩が乗る象がその中で泳いだとされる。歴代の僧侶が餌付けしてきた野生の猿がちづも周辺に群がっており、猿を見るためにわざわざ洗象池まで行く観光客が多い。

■金頂(きんちょう)

観光目的で到達できる最も高い山頂スポット。ここから見る日の出とたなびく雲海は絶景である。特に、雲海に映った人影の周りに光輪ができる“仏光”と呼ばれる現象が見られると、幸せになれるとされている。

※本記事は楽旅中国(らくたびチャイナ)の特別提供。楽旅中国は、中国青年旅行社(CYTS)傘下で展開する中国旅行専門の日本語オンラインサービスです。

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