中国人観光客が腐った海鮮を食べさせられる事案が多発―ロシア

Record China    2018年7月23日(月) 12時20分

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19日、封面新聞は、ロシアの中国系レストランで中国人旅行客が腐った「豪華海鮮料理」を食べさせられ、総領事館が警告を出す事態となっていると報じた。資料写真。

2018年7月19日、中国メディア・封面新聞は、ロシアの中国系レストランで中国人旅行客が腐った「豪華海鮮料理」を食べさせられ、総領事館が警告を出す事態となっていると報じた。

記事は、「今や多くの中国人が極東ロシア、特にウラジオストクに旅行に出かけるようになった。ウラジオストクに来た中国人旅行客のほとんどは、中国系旅行会社とガイドによって中国系レストランで『豪華海鮮料理』を食べるようセッティングされる」とし、「それが格安ツアーの強制参加イベントの一つとなっている」と紹介。

続けて、「その『豪華海鮮料理』を食べるために、ガイドは旅行客から1人500~550元(8300~9000円)徴収するが、中国系レストランに払うのはせいぜい60~80元(1000~1300円)であり、レストランはその金額で豪華海鮮料理を提供して、さらには利益も出さなくてはならない」とし、「コストを極限まで下げるために、あるレストランは非正規の海鮮市場で、新鮮とは程遠い、時には腐って変質した海鮮を調達し、客に出している。このような『豪華海鮮料理』は極めて食中毒の危険性が高く、命に関わる場合もある。昨年以降、中国人旅行客がこのような問題のある海鮮を食べて、集団食中毒を起こす事案が多発している」と伝えた。

記事によると、こうした事態を受けて、在ウラジオストク中国総領事館は、中国系旅行社とガイドに対して旅行客に問題のある海鮮を食べさせないように、そして旅行客に対して海鮮を食べる時は通常より用心するようにと警告を出したという。

記事は、最後に新鮮なタラバガニの見分け方を紹介。新鮮なゆでタラバカニであれば、殻は硬くて光沢があり、鮮やかな赤色。重みがあって、中にはみずみずしい白色のカニ肉がしっかりと詰まっており、食べるとほのかな甘みを感じるということだ。一方、新鮮でないものは、殻が暗赤色で光沢がなく、黒点がある場合も。非常に軽く、中のカニ肉は干からびて、くすんだ色をしており黄色っぽく変色したものも。肉質はパサパサで、おかしな味がするそうだ。(翻訳・編集/中野)

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