乱れ切った日本の対中政策、日本人は早く現実に気付いた方がよい―米華字メディア

Record China    2012年7月6日(金) 14時49分

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4日、米華字メディアは、国交正常化40周年という華々しい節目を迎えた日中両国だが、日本側が繰り出すさまざまな茶番がせっかくのムードをぶち壊しにしていると論じた。写真は尖閣諸島の位置を示す地図。

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2012年7月4日、米華字サイト・多維新聞は、国交正常化40周年という華々しい節目を迎えた日中両国だが、日本側が繰り出すさまざまな茶番がせっかくのムードをぶち壊しにしていると論じた。以下はその内容。

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最近、中国に対する挑発姿勢が目立つ日本。その対中政策は「混乱期」に突入したとみる向きが多い。まずは、5月中旬に北京で開催された日中韓首脳会談。野田佳彦首相はこの機会に中国と「仲直り」したかったようだが、温家宝(ウェン・ジアバオ)首相が会談で「日本は中国の領土主権を尊重すべき」と述べると、「中国の頻繁な海洋活動は日本人の国民感情を刺激している」と真っ向から反論、結局は「ケンカ」別れに終わった。

尖閣問題でも、何やらコソコソと小細工を続けている。中でも石原慎太郎都知事の「購入計画」は事態をますます複雑化させた。実効支配をしている日本の方が有利なはずなのに、やっていることは弱虫そのもの。日本の政治家がこれほどまでに中国をあおる行動に出るのは、強大化する中国が怖くて仕方ないからだ。それなのに、日本は反省するどころか、すべての責任を中国に押し付けている。

こうした稚拙な日本の対中政策が、両国関係の「冷え込み」を招いている根本的な原因だ。中国は日本から世界第2の経済大国の座を奪い、世界各国から浴びてきたあらゆる賛辞もすべて中国に持っていかれた。日本人が中国に対して羨望や嫉妬、恨み、そして焦りや不安、恐怖さえ感じているのは紛れもない事実である。

これはマスコミの報道の仕方とも関係が深い。毒食品や道徳の喪失など、マイナス面ばかりを伝えたがる。経済的にはかなわないが、せめて中国を中傷することで国民の優越感を満たそうという魂胆なのだろう。それなのに、経済では中国の力に頼らざるを得ない。温泉もデパートも観光地もレストランも、中国人観光客の取り込みに熱を上げている。

ほんの十数年前までは自分たちよりずっと遅れていた中国に、愛想笑いを浮かべなければならない現実。このあまりの凋落ぶりが日本社会にゆがんだ心理をまん延させてしまった。もはや過去の栄光と化した強国としての自信や誇りがいまだに忘れられないのだろう。「中国は日本を追い越した」。この現実を受け入れた時、日本人はようやく「訳の分からない思考」から脱け出すことができる。(翻訳・編集/NN)

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