動物園でも暑さ対策、パンダに氷と冷えた笹―中国

人民網日本語版    2018年7月21日(土) 19時10分

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今月17日に一年で最も暑い時期である「三伏」に突入し、中国全国各地で厳しい暑さとなっている。

今月17日に一年で最も暑い時期である「三伏」に突入し、中国全国各地で厳しい暑さとなっている。暑い日が続くと、動物たちも元気や食欲がなくなる。そこで、遼寧省の瀋陽森林動物園は、動物たちの「暑さ対策」のためのさまざまな工夫を行っている。

同動物園のパンダ館では、パンダの「氷清(ビンチン)」が、飼育員が置いた大きな氷にぴったりとくっつき、涼んでいた。また、その隣では「浦浦(プープー)」が影のある草の上で冷えた笹を食べていた。

飼育員の崔皓(ツイ・ハオ)さんによると、「暑い時、人間はアイスクリームを食べたり、水浴びをしたりして暑さ対策をする。そのため、パンダもそれと同じようなことをして暑さをしのげるようにしている。例えば、大きな氷を置き、室外の広場には水浴びができる場所がある。室内にはクーラーがあり、25度に設定してパンダが快適に過ごせるようにしている」という。

飼育員は「気温が30度以上になると、午前と午後に1回ずつ、暑がりのパンダやアムールトラ、ヒョウ、レッサーパンダなど、約20種類の動物の小屋に氷を置いてあげる。使われる氷の重さは1日当たり150キロ。また、えさのほかに、氷で冷やした果物や飲み物も与えている」と話した。

崔さんによると、動物にはウツボグサや菊、桑の葉をブレンドした「夏桑菊」を飲み物として与え、これによって体の熱が下がり、熱中症対策になるという。パンダはこれが嫌いであるものの、それを餌の中に混ぜている。

同動物園は、氷や果物で動物の暑さ対策をしているほか、サイやゾウのような大きな動物を対象に、水浴びの回数を増やしたり、室内にも水を浴びることができる設備を設置し、動物たちがいつでも水を浴びることができるほか、飼育環境を清潔に保てるようにしている。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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