金正恩氏、1カ月間公の場に姿見せず=食糧支援求め中国を極秘訪問か―米華字メディア

Record China    2012年7月4日(水) 11時17分

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2日、北朝鮮の金正恩労働党第1書記が医療施設を視察、約1カ月ぶりにその姿を現した。金正恩氏はこの間に中国を極秘訪問していた可能性があるという。写真は写真は4月、平壌市で行われた金正日像の除幕式。

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2012年7月2日、米華字ニュースサイト・多維新聞は、北朝鮮金正恩(キム・ジョンウン)労働党第1書記が公の場に約1カ月姿を見せなかった間に、中国を極秘訪問していた可能性があると報じた。

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金正恩氏は2日、平壌産院乳腺腫瘍研究所を視察。6月7日の朝鮮少年団創立66周年祝賀行事以来、公の場に姿を現したのは実に24日ぶりであるため、その間の金正恩氏の隠れた動向に関心が集まっている。金正日(キム・ジョンイル)総書記の死亡後、精力的に国内各地を訪問視察し、各種の公的活動に参加してきた金正恩氏だけに、24日間の「空白の時間」に何も活動していなかったとは考えにくい。そこで浮上するのが極秘訪中説だ。

今年4月から続いた「60年来の大干ばつ」により2万人がすでに餓死したといわれている北朝鮮。さらに河川の水不足が深刻な電力不足を引き起こし、人間や家畜の飲料水も不足している。だが4月のミサイル衛星発射により米韓両国からの食糧支援はストップ。金永南(キム・ヨンナム)最高人民会議常任委員会委員長が東南アジア各国を巡り、100万ドルから200万ドルの食糧支援をとりつけたが、この程度では焼け石に水だ。そのうえ、長年にわたって北朝鮮に食糧援助を続けてきた中国政府は、今年6月になって本来10万トンの援助計画を1万トンに削減した。

金正恩氏が極秘訪中しなければならない理由として、中国の再三にわたる説得にもかかわらずミサイル発射を強行したことで、米日韓の軍事的関係強化を招いてしまったことへの謝罪と、ここにきて北朝鮮に対する態度を微妙に変えてきた中国に食糧支援を再度要請することが考えられる。(翻訳・編集/本郷)

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