韓国の海兵隊ヘリ墜落の瞬間映像、事故原因は「機体の欠陥」?

Record China    2018年7月19日(木) 18時10分

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18日、韓国海兵隊のヘリコプター「マリンオン」が墜落する瞬間の映像が公開された。

2018年7月18日、韓国海兵隊のヘリコプター「マリンオン」が墜落する瞬間の映像が公開された。

マリンオンは17日午後4時41分ごろ、韓国南東部・浦項の滑走路で、離陸からわずか3秒後にプロペラが外れて墜落した。この事故により、乗っていた隊員6人のうち5人が死亡した。映像からは、破片が散乱し煙が出た後、プロペラの外れた胴体部分がそのまま墜落する様子が確認できる。

韓国・国民日報などによると、この映像を見た軍の専門家らは「機体に欠陥があった可能性がある」と主張している。

自主国防ネットワークのイ・イルユ事務局長は「プロペラが外れる前に何かが破損している」と指摘し、「スリオン系列(マリンオンは韓国製ヘリコプター・スリオンを海兵隊用に改造した)は元々ギヤボックスに問題があると指摘されていたが、さらに海兵隊用を開発するためプロペラなどを改造したことで技術的に問題が生じたものとみられる」と主張した。

韓国国防安保フォーラムのヤン・ウクWMD対応センター長もギアの欠陥を指摘し、「プロペラの分離はギアにひび割れがある時に起こる。割れた原因を究明しなければならない」と主張した。さらに、マリンオンが離陸後に地上約10メートルの高さから墜落し、爆発したことに関し「燃料系統の問題があった」とも指摘。ヤンセンター長は「燃料系統は非常に高い位置から落ちた時に爆発が起こる。10メートル程度から落ちて爆発が起きたことには疑問が残る」とし、「燃料遮断装置と消火装備が備え付けられており、さらに同時に稼働しなければならない。正常に作動したかどうか確認する必要がある」と述べた。(翻訳・編集/堂本

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