力を合わせて第2の「黄金の10年」を築くBRICS

人民網日本語版    2018年7月18日(水) 17時40分

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習近平国家主席は数日後、南アフリカ・ヨハネスブルグで第10回BRICS首脳会議に出席する。

習近平国家主席は数日後、南アフリカ・ヨハネスブルグで第10回BRICS首脳会議に出席する。習主席がBRICS首脳会議に出席する、またはその議長を務めるのはこれで6年連続だ。

今年はBRICS首脳会議10周年。BRICSは厦門(アモイ)会議での共通認識の実行を契機に、BRICS協力の大きな方向性をしっかりと把握し、団結と協力の強化、共同発展の追求、多国間主義の堅持、公平・正義の維持という力強いメッセージを発し、BRICSの責任を勇んで担い、BRICSの役割をはっきりと示し、BRICSの義務を体現し、第2の「黄金の10年」をビジョンから現実へと変える後押しをする。

■グローバル・ガバナンス整備の責任を勇んで担う

第8回BRICS経済貿易相会議が5日南アフリカで開催された。会議で採択された多角的貿易体制の支持、一国主義と保護主義への反対に関する声明に、国際世論は幅広く注目した。

声明は、BRICSが世界貿易機関(WTO)を中心とし、ルールに基づく、透明で非差別的、オープンで包摂的な多角的貿易体制を断固として守るべく尽力し、一国主義と保護主義に断固として反対することを指摘した。こうした文言はBRICS首脳厦門宣言と同じ流れを汲むものであり、現代世界にはBRICSにできる事が多くあることを改めて示した。

経済規模から見ても協力水準から見ても、BRICSは軽視できない存在だ。BRICSは国土面積で世界の3割を占め、総人口で世界の4割を占め、経済規模で世界の23%以上、世界経済の成長に対する寄与率で50%を超える、国際社会における重要なパワーだ。

現在、経済のグローバル化は逆風に遭い、保護主義と一国主義が世界経済の発展を妨げている。WTOが先日発表した統計では、昨年10月から今年5月までにG20構成国は計39件(前年同期と比べ倍増)の貿易制限措置を講じた。したがって、世界はBRICSへの期待を高め続けている。

「現在、BRICSの経済は全体的に好転し、貿易総額は世界全体に占める割合が高まり続けており、実際の行動によって保護貿易主義に反対すると同時に、世界経済に力強い原動力を与えることができる」と、ブラジルの中国―アジア太平洋研究所の所長は語る。

世界経済ガバナンスにおけるBRICS及び新興国、途上国の発言権と代表性を高め、オープンで包摂的かつ均衡的な経済のグローバル化を後押しし、新興国と途上国の発展促進によって、南北間の発展不均衡の解決、世界経済の成長促進に力強い原動力を与える。これは厦門宣言がBRICSのために定めたグローバル・ガバナンス整備目標であり、ヨハネスブルグ会議での努力の方向性ともなる。

BRICS首脳会議公式ウェブサイトでは、カウントダウンがひときわ目を引く。ヨハネスブルグ会議まであと1週間あり、各国は最後の準備を行っている。BRICS首脳が近く再び集まり、BRICS協力の一層の深化を推し進め、BRICSのパワーが各国の人々に幸福をもたらすようにする。(編集NA)

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