「韓国語を使った」という理由で解雇された!米航空会社の元職員4人が提訴=韓国ネットは賛否両論

Record China    2018年7月20日(金) 9時50分

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18日、韓国・聯合ニュースによると、米シアトル・タコマ国際空港で勤務していたデルタ航空の元職員の韓国人女性4人が「勤務中に韓国語を使ったとの理由で解雇された」と主張し、同社を相手に訴訟を起こした。写真はデルタ航空機。

2018年7月18日、韓国・聯合ニュースによると、米シアトル・タコマ国際空港で勤務していたデルタ航空の元職員の韓国人女性4人が「勤務中に韓国語を使ったとの理由で解雇された」と主張し、同社を相手に訴訟を起こした。

記事によると、4人とも韓国出身で、うち3人は米市民権所有者。地元メディアは「4人の勤続期間の合計は50年に達しており、同空港のデスクとゲートを担当してきた。主にデルタ航空の仁川(インチョン)―シアトル線の乗客らの応対に携わってきた」と伝えている。また、4人は「韓国語を話す乗客らは私たちを見て喜んだ。韓国語を使うと楽に感じてくれているようだった。デルタ航空を利用するお客様全員に対し、家族のように応対していた」 と話し、デルタ航空に雇用された理由について「韓国の路線において韓国人の顧客応対の必要性があったから」と主張しているという。

しかし昨年5月、会社側から突然の解雇通知を受けた。表向きには「承認されていない座席のアップグレードをした」という理由だったが、4人のうち1人は「マネージャーから『韓国語を使わない職員らから不満が出た』との警告があった。韓国語を使うと良くないと思われるので、自制するようにした」と話しているという。4人は「韓国語を使うという理由で警告を受けた後、不当に解雇された」と主張している。

これに対し、デルタ航空側は「我々はいかなる形の差別、あるいはいじめも容認しない」との立場を示しているという。

これを受け、韓国のネット上では「いやいや、人種差別じゃん」「旅行の掲示板で『デルタ航空の韓国人職員は韓国語ができるのになぜ英語を使うのか』と不満が続出してたけど、内部で禁止されてたのか…。だとしたらデルタ側が差別してるのは事実」などと、「差別」と主張する声をはじめ、「だったら韓国でも英語を話す職員は解雇すべき」など、元職員らを擁護する意見が相次いでいる。

ただし、「韓国語が問題というより、自分たちだけ韓国語で盛り上がって、他の職員が違和感を覚えたんじゃないかな」「彼女たちの言葉をうのみにしていいの?国際色豊かな大企業では一般的に3人集まったら英語を使うよう決められているところが多い」「少なくとも勤務時間が終わってから韓国語を使うべき。『ローマではローマ人のように振る舞え』という言葉がある。デルタ航空は韓国の会社じゃない」と指摘するコメントも。

一部ユーザーからは「それよりも、承認されていない席のアップグレードはなんでしたの?」と、デルタ航空側が発表した理由への回答を求める声も上がった。(翻訳・編集/松村)

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