中古車取引が増加中 90後がオンライン消費の主力に

人民網日本語版    2018年7月17日(火) 0時0分

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「2018年中古車クラスター洞察報告」は、優信の中古車プラットフォームのデータ、阿里巴巴(アリババ)のデータに基づき、中国の中古車ユーザーの基本的な輪郭を描き出し、そのオンライン消費の特徴を掘り下げて分析したものだ。

第一財経商業データセンター(CBNData)と優信研究院がこのほど共同で発表した「2018年中古車クラスター洞察報告」は、優信の中古車プラットフォームのデータ、阿里巴巴(アリババ)のデータに基づき、中国の中古車ユーザーの基本的な輪郭を描き出し、そのオンライン消費の特徴を掘り下げて分析したものだ。人民網が伝えた。

▽中古車EC産業の浸透率が上昇中 地域を越えた大規模流通がトレンド

中国自動車流通協会がまとめた統計をみると、2017年の中国中古車取引は前年に続いて2けた増加を達成し、18年は取引量が1500万台に達することが予想される。既存の中古車仲介業者と中古車ECプラットフォームが、市場をめぐって戦いを繰り広げており、一方ではネットの「遺伝子」をもつ中古車ECプラットフォームが中古車の売買に新たなスタイルをもたらし、これまでの中古車取引市場にみられた情報の非対称性やデータの不透明性といった問題を解決した。また一方では優信を代表とする中古車ECプラットフォームが中国の中古車産業の配置における重要ポイントを正確に探り当て、中古車の地域の枠を超えた大規模流通の推進が今の業界のトレンドになっている。

同報告によれば、中国の中古車EC産業の浸透率が上昇中で、17年の中古車EC取引量の増加率は50%を超えた。経済の発達した華東地域と中南地域は取引量が最も多く、消費者が真っ先に選ぶのは引き続きコンパクトカーだ。

一線都市や二線都市と比較すると、三線都市と四線都市の消費者は収入が少なく、購入チャンネルが限られていることから、より少ない出費でよりよい中古車を買おうとする人が多い。同報告によれば、16年と17年には三線以下の都市で中古車ユーザーが全自動車ユーザーに占める割合がいずれも12%を超えた。特に西安重慶鄭州瀋陽などの中古車取引市場がますます活況だという。

▽オンライン自動車アフターマーケットが急速発展 消費の主力は90後

中古車市場の繁栄がオンライン自動車アフターマーケットの急速な発展をもたした。同報告によれば、ますます多くの消費者が自動車関連製品をオンライン市場で購入するようになり、17年の客単価は前年比20%以上増加した。現在よく購入されているのは自動車パーツ、カー用品・カーインテリア、カーオーディオ製品など。また中古車を「溺愛」する人が多く、お手入れ用品、メンテナンス用品の売り上げも急速に伸びているという。

中古車クラスターの構成をみると、財力のある80後(1980年代生まれ)が中古車購入の中堅どころで、中古車に最もお金をかけており、購入金額が20万元以上という「暮らしの質重視派」の中で最も高い割合を占める。出費をいとわずに自動車を購入するこの「重視派」は、愛車のためにお金を使うことを喜びとし、オンライン消費ではカー用品やパーツなどをよく購入する。

だが今や90後(1990年代生まれ)の中古車関連消費が徐々に頭角を現している。同報告は、90後はオンラインで自動車関連製品を購入する人数と金額の増加率が、70後(1970年代生まれ)と80後を大幅に上回ると伝える。

愛車のためにいろいろ購入するのは同じでも、90後は70後や80後の「実用主義」とはひと味違い、装飾品、交通安全お守り、専用シートカバーセット、カーフレグランスを特に好む傾向がある。車は新しくはないが、見た目重視の90後は愛車の中身を充実させようと内装に心を砕き、快適なドライブ空間を演出する。

90後は新しいモノ・ことに対する受容度が高く、同報告によれば、中古車金融サービスの利用者の割合が各年代の中で最も高いという。これはつまり、90後は他の年代よりもプラットフォームが提供するクレジット機能を試してみようとする意欲が高いことを意味する。また90後は支出はするが浪費はせず、シボレーの「クルーズ」やトヨタの「カムリ」のような実用的で軽快なコンパクトカーを特に好むという。(編集KS)

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