楊潔チ氏「貿易戦争を望まぬが、恐れもしない」

人民網日本語版    2018年7月16日(月) 18時20分

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「貿易戦争に勝者はなく、皆が損失を被るだけだ。われわれは貿易戦争を望まないが、恐れもしない」。

「貿易戦争に勝者はなく、皆が損失を被るだけだ。われわれは貿易戦争を望まないが、恐れもしない」。楊潔チ中共中央政治局委員(中央外事活動委員会弁公室主任)は14日、北京の清華大学で「安全共同体の構築:平等、公平、正義」をテーマに開かれた第7回世界平和フォーラムの開幕式でこう述べた。中国新聞社が伝えた。

楊氏は「最近、一国主義と保護主義が世界経済の成長を脅かしており、すでに世界的範囲で懸念が広がり、一様に反対されている。中国側は一貫して一国主義と保護貿易・投資主義に反対し、貿易関係において生じた溝や問題への理性的な対応を主張している」と指摘。

「自らの合法的な権益が不公平な扱いを受ける中、中国側が必要な反撃をするのは当然のことだ。中国側は各国と共に自由貿易と多角的貿易体制を守り、世界各国の共通利益を断固として守りたい」と表明した。

また「世界が大発展・大変革・大調整という新たな情勢にある中、国際安全問題の内包と外延に新たな変化が生じている」として、(1)安全問題の連動性が一段と際立っている(2)安全問題の国を跨ぐ性質が一段と際立っている(3)安全問題の危害性が一段と際立っている――を挙げた。

楊氏は「われわれは共通の、総合的、協調的、持続可能な安全保障観を堅持し、国際安全問題の取り扱いにおいて5つの原則を堅持すべきだ。すなわち、平等と相互信頼による安全の促進、協力・ウィンウィンによる安全の促進、公平と正義による安全の促進、改革・革新による安全の促進、持続可能な発展による安全の促進だ」と指摘。

「中国は終始世界平和の維持を使命とし、平和的発展の道を堅持する。終始『共に話し合い、共に建設し、共に分かち合う』原則によって、他の国々と共に『一帯一路』建設を着実に推進する。終始公平・正義の理念によって、グローバル・ガバナンス体制の改革と構築に積極的に関与する。終始グローバル・パートナーシップの発展に尽力する。引き続き全体的に安定し、均衡的に発展する大国間関係の枠組を推し進める。他の大国と対話を強化し、相互信頼を強化し、協力を発展させ、溝を管理・コントロールし、世界の平和と安全を維持し、世界の発展と繁栄を促進したい。終始周辺諸国を共同発展を促進する協力パートナーと見て、平和・安定の誠実な友人を維持する。引き続き『正しい義利観』と『真実親誠』の理念を堅持し、途上国との協力の質的向上と高度化を推し進め、団結し、信頼し合い、共に発展し、親しく融合する良好な関係を深め続ける。終始開放・包摂に従い、異なる文明間の交流と相互参考を促進する」と表明した。(編集NA)

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