中国国防部が重大発表、「人民解放軍は他国の領空侵犯に武力で対応する」―中国紙

Record China    2012年6月29日(金) 18時25分

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28日、中国国防部の耿雁生・報道官は北京で開かれた定例記者会見で、「ベトナムの戦闘機が巡視活動の過程で、三沙市の領空を侵犯した場合は相応の行動を取る」と警告した。写真はスプラトリー諸島(南沙諸島)の東門礁。

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2012年6月28日、中国国営新華社通信によると、中国国防部の耿雁生(グン・イエンション)報道官は北京で開かれた定例記者会見で、「ベトナムの戦闘機が巡視活動の過程で、三沙市の領空を侵犯した場合は相応の行動を取る」と警告した。29日付で京華時報が伝えた。

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中国政府は21日、ベトナムやフィリピンと領有権を争う南シナ海のスプラトリー諸島(南沙諸島)など3諸島に新たな地方自治体・三沙市を設立することを表明。これに反発するベトナムはパラセル諸島(西沙諸島)とスプラトリー諸島の領有権を明記した海洋法を採択し、全面対決の構えを見せている。

耿報道官はまず、ベトナム空軍が先日、スプラトリー諸島で巡視活動を行った際、中国人民解放軍が取った措置に関する質問に、「中国は南沙および周辺海域に対して争う余地のない主権を有している。中国はいかなる軍事的な挑発行為にも断固反対だ。国家の主権、安全、発展利益を守るため、中国軍は管轄海域における常時パトロール体制を整えた。領土主権と海洋権益を守るという中国軍の決意と意志はゆるぎないものである」と回答。

次に、ベトナムの戦闘機が巡視活動の過程で三沙市の領空を侵犯した場合、中国軍はどのように対応するかとの質問には、「中国軍は常に国家の領土主権と海洋権益を守るという職責がある。われわれはいかなる軍事的な挑発行為にも断固反対だ。国家の安全・利益を損ねる行為に対し、中国軍は関連規定に基づき、相応の行動を取る」と警告した。(翻訳・編集/NN)

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