半端ない!中国のパクリ遊園地=雑なコピーから斬新な発展へ、魅了された日本人が見た変化

Record China    2018年7月13日(金) 12時30分

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日本人がまとめた「中国遊園地大図鑑」が話題になっている。写真は著者提供。

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日本人がまとめた「中国遊園地大図鑑」が話題になっている。1作目の「北部編」は2016年の12月に発売され、2017年2月の「中部編」に続き、今年7月9日には3作目の「南部編」が発売されるなど、2年に満たない期間で3冊が出版されるという人気シリーズになっている。ネットでは「じわじわきます」「このB級C級感がツボ」「怖いもの見たさで読んでいるうちに、驚愕と笑いがこみ上げてくる」とさまざまな反響が寄せられている。

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同書は中国のローカル遊園地に焦点を当てているのだが、そもそもなぜそこに注目したのか、著者の関上武司氏と出版社に話を聞いた。

著者の関上氏は1977年生まれで、愛知県在住の技術職のサラリーマン。日本や中国のB級スポットや珍スポットを紹介するブログを運営しており、北京への留学や駐在員として江蘇省蘇州市に約2年間滞在した経歴を持つ。

「中国遊園地大図鑑」を出版したパブリブ社の編集者は以前から関上氏のブログを見ており、「中国の遊園地のシュールさに呆気に取られていました。中国での著作権意識も高まってくるでしょうし、経済的に発展してきていて、日本の遊園地を遥かに凌駕する遊園地も出来てきているので、こういった『パクリ遊園地』は過渡的な現象とも言えます。実際に中国政府がこれ以上テーマパークを乱造することを禁止したそうです。なのでこれらのヘンテコ遊園地は、歴史的資料としても残しておかないといけないなとも思いました」と書籍化のきっかけを話してくれた。

中国の遊園地に着目した理由について関上氏は、「2011年に偽ディズニーランドで有名になった石景山遊楽園に訪問してから、中国の遊園地の魅力にはまり、サラリーマンの長期休暇を利用して中国観光の際にはついでに遊園地も撮影していたところ、いつの間にか訪中の目的が中国の遊園地の撮影がメーンになっていました」と語っている。

中国語が堪能な関上氏は中国人との交流は問題なかったのだが、取材時には体調管理や公共交通機関での移動に苦労したと語っている。

体調管理について関上氏は、「『中国遊園地大図鑑 北部編』(※1作目)の半分以上を占める東北地方の遊園地の取材前から体調不良で、雨天の撮影強行などの無理が重なり、最終日には高熱でダウン。山東省青島市の街中の診療所で点滴を打って帰国。診療所の女医さんの丁寧な診察には今でも感謝していますが、病室の空いているベッドで年配のお医者さんが昼寝をしていたのは中国らしい緩さだと感じました」と語った。

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