中国のドライバーは運転上手!?ルールを守らないのに事故は少ない―ロシア紙

Record China    2012年6月27日(水) 15時37分

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23日、中国のドライバーは交通ルールを守らないのに交通事故の発生率は低いという。写真は中国の渋滞風景。

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2012年6月23日、ロシア紙ノーヴィエ・イズベスチヤは「車輪上の中国」と題した記事を掲載した。25日付で環球時報が伝えた。

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20年前、一般のロシア人がテレビを通して知った中国の交通手段といえば自転車であった。現在では中国人の多くが自家用車を所有し、その総数はロシアを上回っている。だがロシアの交通事故発生件数は世界一だ。中国では多くのドライバーが交通ルールを守らないが、交通事故による死亡者数は相対的にみると少ない。

上海では基本的な交通ルールさえ守ろうとしない人が多い。自動車と電動バイクの接触など軽度の事故はしょっちゅう発生しているが、重大事故を見かけることはない。それはなぜか?モスクワに比べて交通設備が整っているため長時間渋滞に苦しむことがなく、ドライバーの精神的ストレスが少ないことが主な原因だろう。市内にあるたくさんの立体交差点や地下鉄が交通ストレスを緩和しているのだ。

上海市民の多くが自家用車を持ちたいと思っている。車を買うことはできても、ナンバープレートはオークションでしか手に入らず、その価格は通常1万2000ドル(約95万円)以上にもなる。そこで登場するのがナンバープレートの要らない電動バイクで、安価なものなら400ドル(約3万円)ほどだ。欧米人が上海市内で電動バイクに乗っていると中国人ドライバーたちは道を譲り前に行かせる。これは礼儀から来るものではなく、欧米人の運転技術に不信感を抱いているからだ。彼らは「中国人同士なら運転がうまいので決して事故にはならない」と信じている。

バスや地下鉄には乗りたくないが、車もバイクも持っていない人にはタクシーがある。タクシーの運転手は道を熟知しているだけでなく、いろいろな情報を教えてくれる。しかも飛ばすし、便利かつ安全な乗り物だ。(翻訳・編集/本郷)

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