人民網日本語版 2018年7月10日(火) 19時50分
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北京藍箭空間科技有限公司が自主開発した中型液体酸素・メタンガスロケット「朱雀2号」が今年6月に全システムの設計作業を完了した。写真は酒泉衛星発射センター。
北京藍箭空間科技有限公司が8日発表した情報によると、同社が自主開発した中型液体酸素・メタンガスロケット「朱雀2号」が今年6月に全システムの設計作業を完了した。同ロケットは中国で開発中の積載量が最大の民間ロケットで、2019年にすべての地上試験を終え2020年に初飛行する予定。科技日報が伝えた。
同社の張昌武(ジャン・チャンウー)CEOによると、「朱雀2号」は中国民間商業ロケット分野で初の中型ロケットとなる。プロトタイプは2段液体燃料ロケットで、直径3.35メートル、全長48.8メートル、総重量216トン。離陸総推力は268トン、高度500キロの太陽同期軌道への輸送力は2トン、高度200キロの近地球軌道への輸送力は4トン。
同社の康永来(カン・ヨンライ)CTOは、「朱雀2号の主な特長は経済的である点で、商業宇宙市場が重視する高効率・高コストパフォーマンスを開発基準とした。液体酸素・メタンガス推進剤のコストは1キロ当たり約5元(約85円)で、液体酸素燃料の十数元、液体酸素・液体水素燃料の100元を大きく下回る。また、一体型電気単一ユニットによりロケット全体の電気料金が80%削減される。さらに発射台を使わないシステムが打ち上げの効率を大幅に高め、打ち上げ準備期間を7日間にまで短縮できる。将来的には1キロあたり打ち上げコストがファルコン9を下回る見通しだ」と説明した。(提供/人民網日本語版・編集/YF)
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