訪日中国人、「犬カフェ」で犬にかまれる=狂犬病のワクチン代を旅行会社に請求―中国メディア

Record China    2018年7月9日(月) 15時10分

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9日、生活日報によると、日本を訪れた中国人観光客が犬と触れ合うことができる「犬カフェ」で犬にかまれたことをめぐり、旅行会社とトラブルに発展している。資料写真。

2018年7月9日、生活日報によると、日本を訪れた中国人観光客が犬と触れ合うことができる「犬カフェ」で犬にかまれたことをめぐり、旅行会社とトラブルに発展している。

記事によると、山東省済南市に住む趙(ジャオ)さん(女性)は5月に6日間の日本旅行に出かけた。利用したのは途牛国際旅行社で、「割引がある」と勧められた5000元(約8万3000円)余りのツアーを選んだ。

趙さんは日本の現地ガイドの態度に不満をあらわにする。「ツアー中ずっと体調が悪かったので、現地のガイドに薬を買いたいと言ったのですが、彼女は『近くにドラッグストアがない』と言って連れて行ってくれなかった」「現地ガイドは私たちを買い物に連れて行くばかり。彼女に勧められて、たくさんお金を使ってしまった」という。

そして、同月16日にツアー一行は京都に到着。自由行動の時間に趙さんは犬カフェを見かけて入店。趙さんによると、「他の客も犬をなでていた。私は柴犬が好きで、とてもかわいい子がいたのでなでていた。そうしたら、突然私の指にかみ付いた。集合時間が迫っていたので、痛みを我慢して戻った」という。

趙さんは「現地のガイドに犬にかまれたことを伝えたら、『大丈夫です』と言われた。翌日に帰国だったし、それ以上は話さなかった」という。そして帰国後、友人にこの話をすると、「犬にかまれたら絶対に狂犬病のワクチンを打たないといけない」と言われ、旅行会社の担当者にも連絡して聞いたところ、同じく「ワクチンを打たなければいけない」という答えだった。

趙さんが訪れた最初の病院では「かまれてから時間がたち過ぎている」という理由でワクチンを打ってくれず、別の病院に行ってようやくワクチンを打ってもらうことができたという。趙さんは、「旅行会社はワクチンの費用を負担することに同意したものの、しばらくたっても一向に賠償してくれない」と主張している。

一方で、途牛国際旅行社の担当者は、「現地ガイドの説明では、お客様は時間になっても集合場所にいらっしゃらず、ガイドが電話をかけると『ワンちゃんと遊んでいるところ』とのことでした。その後、戻ってきてからかまれたことを報告されました。当時、お客様はガイドに『傷は深くないのでたぶん問題ない』とおっしゃられたそうです。ガイドは日本のペット犬の事情について説明し、病院に連れていくことを提案しました」と説明した。

また、補償については「私どものツアーで起きたことですので、ワクチンの費用1500元(約2万5000円)はお支払いします。ただ、お客様がその後、ツアー料金の返金や慰謝料をご請求されまして、そちらについては合意に至っておりません。合意できるようお話し合いを続けていきます」と話しているという。

なお、厚生労働省のウェブサイトでは「日本国内では狂犬病は発生しておらず、かまれても感染の心配はない」とされている。(翻訳・編集/北田

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