北京駐在記者が見た中国の10年=驚きの数々―英紙

Record China    2012年6月23日(土) 6時4分

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20日、英紙ガーディアンは同18日付紙面で、「超大国誕生の目撃証言」と題する記事を掲載し、2003年に着任した同紙の北京駐在記者が、急速な経済成長で激変した中国の歩みを振り返った。写真は大気汚染にまみれる江蘇省揚州市。

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2012年6月20日、英紙ガーディアンは同18日付紙面で、「超大国誕生の目撃証言」と題する記事を掲載し、2003年に着任した同紙の北京駐在記者が、急速な経済成長で激変した中国の歩みを振り返った。環球時報が伝えた。以下はその概要。

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03年8月に北京に着任した時、私は世界最大の国家で最も好きな新聞記者の仕事ができることを喜んだ。中国が歴史的に最も揺れ動いた時期でもあった。私は過去10年にわたり、この巨大な超大国の変化を間近で観察した。03年に世界6位だった中国の国内総生産(GDP)は、04年にフランス、06年に英国、09年にドイツ、11年に日本を超えた。今後15年以内に米国を抜き世界一になるとみられている。

急激な変化の原動力となったのは、人口の移動である。中国では過去9年間に、農村部から都市部へ1億2000万人が移った。急激な都市化においても、成長国家にありがちな貧困の大幅な拡大、犯罪とスラムの増加を回避した。一方で、インフラ投資による電力、運輸、通信網などの拡大、世界最高地への鉄道敷設、世界最大のダムや世界最長の橋梁の建設、宇宙開発や五輪開催も実現。軍事力も大幅に増強された。

しかし同時に、市民による抗議も拡大。土地の強制立ち退き、リストラ、汚職や腐敗への反発が広がった。私は問題の根底にあるのは、生態系への圧力だと感じている。中国は反砂漠化、植林、節水、エコカー政策などを推進している。この“灰色の時代”にとって最も希望が持てる話であり、中国がもし低炭素国家に変われば、世界全体への福音となるだろう。(翻訳・編集/AA)

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