Record China 2018年7月11日(水) 23時20分
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7日、観察者網は、香港メディアの報道を引用し、最近では香港の多くの若者たちが占いなどの迷信にすがるようになっていると伝えた。
2018年7月7日、観察者網は、香港メディアの報道を引用し、最近では香港の多くの若者たちが、占いなどの迷信にすがるようになっていると伝えた。
記事は、占いや厄払いなど、「運勢」に関するものが香港では多く見られると紹介。「こうした迷信的な活動は、現代化した香港とは相入れないように感じるが、今年の趨勢(すうせい)は、一世代上の人たちのみならず、多くの若者が『迷信』に熱中するようになっていることだ」と伝えた。
香港メディアのサウスチャイナ・モーニング・ポストによると、「こうした傾向は、香港の若者のストレスと安心感の欠如が反映されている」のだという。黄大仙で占いをして26年という占い師によると、ここ数年、若者、特に大学生の客が増えているという。この占い師が占いを始めた頃、大学教育を受けた人の多くが占いを否定し、占い師が詐欺師扱いされていたのと比べると、ずいぶん変わったと述べている。
この占い師によると、若い客の多くが、仕事のストレスが大きいことや職探しが難しいことなどに対する不満を述べているという。「彼らの多くは、現状に不満を抱いており、なぜ努力が報われないのかが分からない。若者たちが私のところに来る理由はここにある」と語った。
記事はまた、黄大仙で占いをしている59歳の占い師が、「より若者に受け入れられるSNSを使用したサービスを提供している」と紹介。例えばSNSを通して、妊婦のために子供の名前を付けるなどのサービスを提供しているという。
香港大学の社会工作及び行政学の陳麗雲(チェン・リーユン)教授によると、若者が占いに惹かれるのは決して驚くべきことではないという。「多くの若者は将来に対する不確実性を感じており、占いは彼らを安心させることができる」と分析している。(翻訳・編集/山中)
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