市民が公共ルール守る日本の地下鉄、罰則すら無視される中国の地下鉄―浙江省杭州市

Record China    2012年6月22日(金) 12時32分

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21日、中国広播網は記事「杭州市の地下鉄、車内での飲食を禁止=一部市民は無視を決め込む」を掲載した。写真は2011年8月、杭州市地下鉄に初めて納入された車両。

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2012年6月21日、中国広播網は記事「杭州市の地下鉄、車内での飲食を禁止=一部市民は無視を決め込む」を掲載した。

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19日、杭州市は「地下鉄乗客規則」を発表した。その中に「車内での飲食を禁止する」との一項目があり、注目を集めている。食べ物がこぼれたり、密閉された車内ににおいが充満するのはよろしくないと賛同する声が多数だが、忙しい朝に車内でビスケットを食べるぐらいいいではないか、市民に小学校のような決まりを押しつけるのはいかがなものかとの反論もある。

今年初頭、中国で話題になったのが香港地下鉄でのマナー問題。車内で子どもにおやつを食べさせた中国本土出身の女性と香港人の乗客が言い争いになった動画がインターネットで公開され、中国人のマナー問題などの議論を呼び起こした。

実は中国各地の地下鉄では飲食禁止がルール化されている。北京市の地下鉄4号線は飲食禁止が明記されているほか、南京市では罰金100元(約1280円)という罰則付き。武漢市では名物の焼きそばを車内で食べたら罰金というルールもある。

もっとも、こうしたルールを決めたからといって守られるとは限らない。飲食禁止令を導入している都市でも、実際は車内での飲食は珍しいものではない。逆に飲食禁止が明文化されていない東京、ロンドン、ベルリンなどではこうした姿は見られない。禁止令を導入するべきかどうかは悩ましい問題と言えるだろう。それと同時に公共空間で許容される行為は何か、もう一度私たちは考える必要があるのではないか。(翻訳・編集/KT)

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