日本がヘリ空母「かが」を南シナ海へ巡航させる理由―中国メディア

Record China    2018年7月7日(土) 1時0分

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5日、環球時報は、「日本政府が約2カ月間、海上自衛隊のヘリコプター空母『かが』を、南シナ海とインド洋へ派遣する」と伝えた。資料写真。

2018年7月5日、環球時報は、「日本政府が約2カ月間、海上自衛隊のヘリコプター空母『かが』を南シナ海とインド洋へ派遣する」と伝えた。

記事は、「日本は昨年も『いずも』を南シナ海とインド洋へ派遣して同様の巡航を行っている」と指摘。「日本政府関係者によると、2年連続でヘリ空母を派遣するのは『戦略海域での存在感を高める』意図がある」とも説明した。

ヘリコプター搭載護衛艦「かが」について記事は、「昨年3月に就役したばかりの准空母で、これより前に就役した『いずも』の姉妹艦だ。『かが』は最大10機のヘリコプターを収容でき、同時に5機のヘリコプターが離着陸できる。しかもほかの艦艇に燃料を補給することもでき、多くの任務をこなせる海上プラットフォームとなれる」と紹介した。

さらに、日本メディアの分析を引用し、「『かが』は、自衛隊の早期警戒ヘリコプターと新型輸送機オスプレイを搭載することもできる。日本はヘリ空母を4隻所有しており、海上自衛隊は中国が空母建造を進めていることを考慮して、『かが』を日本周辺の警戒監視などの任務に参加させようとしている。『かが』は、対潜水艦作戦に参加することもでき、これは海洋活動を強化している中国への一種のけん制だ」と伝えた。

ロイター通信によると、「かが」の今回の巡航では、インドネシア、インド、スリランカなどの国に寄港し、これらの国と合同訓練を行う予定だという。日本政府関係者は、「これは日本が進める『自由で開かれたインド太平洋戦略』の努力の1つだ」と述べたと記事は紹介した。

記事はロイター通信の報道をさらに引用し、「日本は南シナ海とインド洋への注目度を高めているが、これは日米両国がこの2つの海域での中国の軍事的影響力を心配していることを反映している。米国は、航行と飛行の自由を守るため、定期的に軍艦や航空機を派遣している」と伝えた。

しかし記事は、「日本は、中国から挑発的とみなされ、中国が東シナ海での軍事力を増強することを心配して、米国によるこの作戦には参加していない」とも伝えた。(翻訳・編集/山中)

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