オウム真理教元代表、松本死刑囚の刑執行=中国でも異例の速報

Record China    2018年7月6日(金) 11時30分

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1989年の坂本堤弁護士一家3人の殺害事件、95年の地下鉄サリン事件など一連の事件で死刑が確定していた松本智津夫(麻原彰晃)死刑囚に対する刑が6日朝、執行された。中国の一部メディアも同件を伝えた。海外の出来事として異例の速報だった。資料写真。

1989年の坂本堤弁護士一家3人の殺害事件、95年の地下鉄サリン事件など一連の事件で死刑が確定していた松本智津夫(麻原彰晃)死刑囚に対する刑が6日朝、執行された。中国の一部メディアは同件を速報した。

国営の中国国際広播電台(中国国際放送)系のニュースサイト、国際在線は日本時間6日午前9時44分、関連記事を掲載した。記事本文では地下鉄サリン事件を取り上げた。13人が死亡し6000人以上が中毒し、東京の交通が大混乱したなどと紹介。

オウム真理教がサリンを製造したのは小さな施設で、教団は大規模なサリン製造施設を造ろうとしていたことも分かったとして、すべて信者が造っており、その精密さなどが人々を驚かせたと説明した。

人民日報系の環球網もほぼ同時に記事を掲載。裁判に際して松本元死刑囚が意味不明な言論を繰り返したことや、一審の死刑判決が言い渡された後に、松本元被告側が精神の失調を理由に上告の手続きを取らなかったことが死刑判決の確定につながったと紹介。

オウム真理教の一連の事件による死亡者は29人で負傷者は6500人として、松本元死刑囚を含め13人の死刑が確定していたと報じた。

中国でもオウム真理教事件は強い関心を集めてきた。松本元死刑囚に対する刑執行は、海外の出来事としては異例の速報。(翻訳・編集/如月隼人

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